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「はぁ......」
「モモン様どうしたの...ですか?」
「今は敬語じゃなくていいぞ
ユール
いつぞやの日みたいにタメで良い
その方がお前らしい」
今はナーベラルがどこかに行き、
ユールと二人っきりだ
これでさして喜ぶべき所ではないがな
「でも...」
「お前はナーベラルやアルベドのように産み出されたのではないのだからな」
「でもアインズ様に拾われて、
名前をくれました
それはアインズ様の御手によって産まれたユール
パドラ=ヌス・ユールはアインズ様が名付けられた名前
確かにナーベラル様やアルベド様...
パンドラズ・アクター様とは違います
ドッペルゲンガーでもサキュバスでもありません
でも、私はアインズ様の御手に産み出されたんだよ
しかも至高の御方々のまとめ役で、
ナザリック地下大墳墓の絶対の支配者
アインズ・ウール・ゴウン様の名において、
私を保護してくださりました
ならば私の命はアインズ様に......」
何でユールまで社畜属性なんだよ!!!
「......私はそのままの...
ありのままのユールを望んでいる
タメ口も、魔法も......な」
「でも......」
「ユールを拾ったのは誰だ?」
「アインズ様です......」
拗ねた
ユール拗ねた
「わかりました
ですが、アインズ様と二人っきりの時だけですよ」
「わかれば良い」
暫く考え事をしていると、
ベッド__ユールが寝起きしている__の上で頬を膨らましてこちらを見てきた
「......なんだ?ユールよ」
「何でもない
アインズ様のバカ」
......守護者が聞いたら確実にユールを殺しにかかるだろうなぁ
アルベドの場合マジで殺りかねんな
まぁそちらの方がユールらしいと言えばらしいな
「はぁ......
まぁ良い
部屋から出るなよ」
「わかってるよ」
ユールはたまに敬語が抜けるときがある
そちらの方がこちらとしても楽で良い
......大体敬語じゃない方が気が張らなくてすむからなぁ......
トテテテ
ドスッ
「ん......?
なんだ?ユール」
ユールが突然走ってきて、俺の膝の上にフライの魔法で座ってきた
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作者名:神無 | 作成日時:2017年1月12日 10時