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「私たちのような者の事よ」
「......失礼ですが、アインズ様を見たとき...
怖かったです」
「そう」
「......でも......優しかったです
とても......
私の名前を誉めてくださりました
そして、名前をつけてくれました」
「名前を?」
「はい......
パドラ=ヌス・ユールになりました」
「......そ......そう」
「......私を殺さない程度に抱き締めてくれ、そして、涙を拭ってくれました」
「え......
だ......抱き!?」
「はい
......アンデットの御身でありながらも温もりがありました」
アルベド様は少し怖い顔をした
「アルベド様...!?
ど......どう......」
「う......羨ましいっ!」
......うらやま?え?
「あ......あああああの!?」
「どんな風に抱き締められたの!?」
「いえ普通に......」
「......まぁ良いわ」
「...あ...そう言えば
アインズ様は何故私めを?」
「...タレント持ちだからでしょ?
アインズ様は何の力もない人間の女なんかお助けになられないわ」
「......」
まぁ私の魔力だから......かな......
「アインズ様のご職業はなんなんですか?」
「オーバーロードよ
......そして、私たちの最終目的は、この世界をアインズ様にお渡しすることよ」
「この世界を?」
「ええ
至高の御方々のまとめ役であらせられるアインズ様にナザリック地下大墳墓は小さすぎるわ」
「......確か法国に...
私などには及ばない剣の使い手がいると聞きましたが......」
「あなたをも?
それは人間?」
「噂によると」
「......それは無いわ
魔力はこのナザリックの守護者トップクラス
まぁシャルティアの査定がおお外れなら話は別だけど
......でもマナエッセンスで計れないものは無いわ」
「......わかりました
そう言えばガセフ・ストロノーフ様とお手合わせをしたときなんですが......」
「!?
ガセフ......ああ
あの戦士職ね
どっちが勝ったの?」
「いえ......決着付く前に、ぶれ......あれ?
ぶれ......なんちゃらって人に持っていかれちゃいました...」
「ぶれ......?
まぁ良いわ
そろそろパンドラズ・アクターが出迎えてくれるでしょう」
そこにいたのははにわのような人だった
「......あのはにわのような方ですか?」
「......やっぱりあなたには......あるのね
私には至高の方々にしか見えないわ」
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作者名:神無 | 作成日時:2017年1月12日 10時