よろず屋御一行。2 ページ48
そうして案内されたのは、何やら二階建ての建物。
新八さんの家は、この建物の二階のようだ。
新「銀さーん、神楽ちゃーん、お客さんですよ！…あれ、居ないのかな……」
新八さんがそんな事をボソリと呟いた。
『…あの、ここに住んでるの、新八さんだけじゃないんですか？』
新「あぁ、はい！僕達は、3人で暮らしてるんです。」
新「詳しい事は、あとの二人が来てから説明しますね。」
そう言われたので、少し部屋の中を見させてもらうことにした。
やはり、今の時代には無さそうな古風な物ばかり。
だけど、ところどころ現代風なものがある。
キ「…なんか、不思議な所だな。」
『…そうだね。』
僕が言おうとした事を言って、ウロウロと部屋をうろつくキヨ。
キ「……うわっ！？」
すると、急にキヨが大声を上げた。
『…なに？』
これじゃあ、近所迷惑になってしまうなんて思いながら、キヨの方に向かう。
キ「…びっくりした、こんな所で寝てんだもん。気づかねぇよ…」
キヨが見つめる方向を僕も見ると、そこにはソファーで横になって寝ている白髪の人が居た。
『…ソファーで寝ていたのに、気づかなかったね。』
普通ならすぐに気づけるのだろうけど、未だにこの現状を受け入れきれていない僕達はそれどころじゃなかったのだ。
新「どうしました！？……って、あ！銀さん、居たんなら返事してくださいよもー……」
先ほどのキヨの大声に反応して来てくれたのだろう。
新八さんは、慌ててやってきたと思ったら、寝ている白髪の人を起こし始めた。
「んぁ、なんだよメガネ……俺はまだねみぃの…起こすんじゃね……って、お？」
『……ッ、』
…まずい、目が合ってしまった。
「…おお、ちょっとちいせぇけどいい子連れてきてるじゃねぇか。」
むくりと起き上がって、ゆっくりと僕に近付いてくる。
『……え、』
…背、大きい。キヨ程では無いけど、僕からしたら十分な大きさだ。
「…うちに、何か用ですか？」
スッと手を握られ、戸惑ってしまう。
キ「…おい、触るな。」
キヨのドスの効いた声が、その場の空気を凍らせた。
「…あれ、お連れさん居たの。」
ニヤリと笑って、その人は肩を掴んできた。
キ「…触んなっつってんだよこの天パァ」
ヒクヒクとぎこちない笑みで、顔に青筋を浮かばせるキヨ。
「あぁん？誰が天パだって？」
キ「…アンタに決まってんだろうがよ」
バチバチと二人の間に火花が飛んでいる。
……どうしてこうなったの。
ーーー
ごめんなさい、まだ続きます
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狐羽(プロフ) - シノさん» コメントありがとうございます！こちらこそ、リクエストありがとうございましたー！ご期待に添えなかったらどうしようかと不安でしたが、喜んで頂けてよかったですー！ぜひぜひ！また余裕ができて、リクエストを募集した時にお願いします！ (2016年12月25日 1時) (
レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
狐羽(プロフ) - なななさん» コメントありがとうございます！クリスマスですね！(白目)くそぅ…別に羨ましくなんて無いですよ…元々は、クリスマスは家族で祝うものですもん…だから、いいんです…(( (2016年12月25日 1時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
シノ(プロフ) - わぁぁぁ!!リクエストに答えて頂いてありがとうございます!!凄くマイナーな内容だったのに、自分の見たかった内容が見れて嬉しかったです!!これからも更新頑張ってください!また、機会があったらリクエストさせていただきますね( *´艸`) (2016年12月24日 23時) (レス) id: 6b1ffa6757 (このIDを非表示/違反報告)
ななな - 作者様、いかがお過ごしでしょうか。明日はクリスマスですよコンチクショウ！！リア充なんか消し飛んでしまえ←いくらでも待つので頑張ってください！！ (2016年12月24日 21時) (レス) id: 386da7e4eb (このIDを非表示/違反報告)
狐羽(プロフ) - なななさん» こちらこそありがとうございました！コメントしていただければ、絶対に返しますよ！！(｀･ω･´) (2016年12月12日 22時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐羽 | 作成日時：2016年8月21日 13時
