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ニコニコ本社にあるスタジオの扉を開けて、元気に挨拶。
『おはようございま〜す!』
スタッフ「あ!おはようございます(人1)さん!」
『はい!今日はよろしくお願いします!』
スタッフさんに軽く会釈して、控え室へと荷物を置きに行く。
……まだ少し早いし、誰も来てないよねぇ…
少し寂しい気持ちを抑えて、ガチャリとドアを開ける。
『失礼しま〜……あれ?』
キ「ん?……あ、」
ドアを開けてみれば、あら不思議。
なんとあの、遅刻魔と恐れられているキヨさんが一番乗りでスタジオに来ているではありませんか!
『……わ、早いですね…』
キ「…あ、いや、そちらこそ。まだ、集合時間の15分前っすよ。」
『あはは、僕はいつもこれぐらいの時間なんです。……それにしても、遅刻魔のキヨさんが珍しいですね?どうかなさったんですか?』
キ「(遅刻魔……)……あ、いや、夜遅くまで編集してて。終わった頃にはもう朝の5時だったんで、いっその事オールしてきたんすよ。」
『え、じゃあ寝てないんですか…?』
キ「…まぁ、そういう事になりますね。」
『じゃあ、相当お疲れでしょうに……お疲れ様です。』
疲れた時には甘いものとよく言われるけど、僕なんか持ってたかな。
『えーと……あ!あったあった。』
キ「……?」
『これ、良ければどうぞ。疲れた時には、甘いものが良いですから。』
そう言って僕が差し出したのは、いちごミルク味の飴。
キ「…え、いいんすか?」
『どうぞ!…そんなちっちゃいので申し訳ないですけど。』
キ「…いや、ありがとうございます。……俺、いちごミルク好きなんすよね。」
『そうなんですか!……よかったぁ』
キ「!!……あの、」
『はい、なんですか?』
キ「……今日、よろしくお願いします。」
『!……はい!こちらこそ、よろしくお願いします、キヨさん!』
キヨさんにあげた飴を、僕も取り出して舐める。
……いちごミルクの甘い味が口の中に広がって、自然と笑顔になれた。
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狐羽(プロフ) - おかかさん» ありがとうございます!(笑)そう言っていただけるととても嬉しい限りです! (2016年10月1日 21時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
おかか - 今私の頭の中(何この癒される(バ)カップル( ^o^)<ン“ン“ン“ン“ン“)と、なっております(笑) (2016年10月1日 20時) (レス) id: b950937163 (このIDを非表示/違反報告)
狐羽(プロフ) - 花さん» ありがとうございます…(´;ω;`) (2016年8月19日 8時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
花 - えっ。面白い(真顔) (2016年8月19日 4時) (レス) id: e5a110fb49 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狐羽 | 作成日時:2016年8月7日 14時