夏の実況合宿。4 ページ48
『……ん、？』
布団を被ったまま寝ていたらしい(人1)は、体を起こそうとした。……したのだが。
『……キヨ…』
布団ごと抱き抱えられていて、身動き一つ取れない。
『………。』
起きてくれないかな。そう思いながら、(人1)はじっとしている事しかできなかったのであった。
それはそうと、もう他の人達は起きているのだろうか？
気になるけど、キヨが邪魔で起き上がれない。
この妙なもどかしさがなんだか嫌になってきた(人1)は、ペチペチとキヨの頬を軽く叩き始めた。
『…なんで起きないの。』
最早、先程から起きているのではないかと疑うレベルで起きない。
どうしたものかと考えていると、スッと襖が開いた。
ヒ「二人共〜？起きてる？……ってあれ、」
やっぱり皆起き始めたのかと溜息を吐く(人1)。
なんとなく状況を察したヒラは、ニコニコと笑いながらシーッとポーズをとった。
『…？』
見てて。口パクでそう言ったヒラに素直に従い、じっとヒラを見つめる。
キヨの横に行ったヒラは、キヨの耳元で何やらニヤニヤと笑いながら話している。
ヒ「……ホントは起きてるんでしょ？…ふふ、早く起きないと、(人1)の事貰ってっちゃうよ？いいの〜？」
キ「はぁ！？ヒラお前ふざけんなよ……って、あ」
ヒラからの挑発にまんまと乗せられてしまったキヨ。
そして、やっぱり寝たフリしてたのかと呆れ顔をする(人1)だった。
フ「二人共〜？もう、何時まで寝てるの！もう朝だよ？しかも今日はお客さんも来るし……早く準備しないと！…あれ？なんでヒラまで居るの？」
ヒ「ん？ううん！…あーあ、俺早くご飯食べたいなー。」
そう言って、逃げるようにフジの手を引っ張って出て行ったヒラ。
キ「おい待てコラァ！」
そして物凄い運動神経で追いかけるキヨ。
(人1)は、仕方ないなぁと思いながら、髪をまとめてエプロンを持って厨房へと向かった。
〜ご飯食べ終わってお客さん来る所までカット〜
こ「今日は来て頂いてありがとうございまーす！！」
こーすけの掛け声と共に、物凄く大きな歓声。
牛「えーと、じゃあ早速やるか？」
レ「おっけー。」
.
.
.
そうして、イベントは無事成功。
だが、何か身についた事があるとかと聞かれれば、そうではない。
まぁ、合宿と言ってもただのお泊まりみたいなものですから。
スタッフの言葉に、疲れきった表情の全員は苦笑いしか出なかったとか。
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黒島(プロフ) - 涙さん» 名前は違いますが、作者です。コメントありがとうございます！その件についてなんですが、間違えて消してしまったみたいです…アカウントが違うので、申し訳ありませんが更新できません…すみません… (2017年3月2日 13時) (
レス) id: bf5af827dd (このIDを非表示/違反報告)
涙 - 済みません。寝起きドッキリの1が無いのですが... (2017年3月2日 0時) (レス) id: 3f66ae4c85 (このIDを非表示/違反報告)
狐羽(プロフ) - もうすぐ話がいっぱいになってしまいそうなので、一旦リクエスト募集を中止したいと思います。このコメより下にあるお話は書こうと思ってます。すみません。 (2016年8月21日 11時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
狐羽(プロフ) - 澪さん» ありがとうございます…！頑張ってなるべく早く続き書きます！ (2016年8月20日 19時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - すごく続きが気になります。 頑張って更新してください。 (2016年8月20日 12時) (レス) id: d3311d39d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：狐羽 | 作成日時：2016年7月8日 1時
