海外旅行! ページ22
キ「『アロハ〜!』」
チカチカと輝く大舞台。激しく聞こえる、歓声と拍手喝采。
日本のステージなんかよりもずっと大きいこの場所に、僕達は先程まで立っていた。
もうイベントは終わったというのに、あの時の感覚が頭から離れなくて。
『…凄かったね。』
キ「だな。…しかも、ちゃっかり俺ら優勝しちゃったし。」
そう。僕らは、他所から来たにも関わらず、協力系のゲームで優勝してしまったのだ。
選手の人達は、とても悔しかったと思う。だけど、そんなの気にならないぐらい楽しい試合だったよと言ってくれた。
『…明日、旅行する?』
キ「もちろん!せっかくハワイに来たんだし、思いっきり楽しんでいかなくちゃな!」
『…そうだね。皆に、お土産も買っていかなくちゃ。』
キ「えー、あいつらにも買ってくの?」
『…当たり前。…あ、りりちゃんにも買っていこう。』
キ「りりりにもかよ…まぁ、いいけどさ。」
『…なんでそんなに浮かない顔するの?』
キ「…なーんか、嫌なんだよな…。」
『…なんかじゃわからない。』
キ「………あーもう、気にしなくていいから。今日は早く寝て、明日めいっぱい遊ぶんだぞ!」
『…わかってるから、押さないで。』
グイグイとキヨに押されて入ったのは、僕達がイベントに行く前に決めたホテル。
キ「……っはぁ!!疲れた〜…」
部屋に着くなり、ベッドにダイブしたキヨ。顔からして、疲れているのがわかる。
『…お疲れ様。…お風呂、入らないの?』
キ「んー…入るけど…疲れて動きたくない…」
『…なら、早く入って。僕は後でいいから。』
キ「え〜……あ!」
『…?』
キ「一緒に入ろうぜ!」
『……………。』
『…早く、入ってきて。』
キ「(人1)が冷たい。……ねー!いいじゃん、今まで一緒に入った事なんか沢山あるし!」
『…あるけど、恥ずかしいの。』
キ「別にそんな、恥ずかしがらなくてもいいのに。」
『…無理。』
キ「……む、嫌とか言われても一緒に入るからな!」
『……キヨ、離して。』
完全にホールドされている。じたばたと暴れてみたりもするけど、向こうには全く効いてないみたいだ。
キ「…入るから、脱いで?」
耳元で言われて、動きがピタリと止まってしまう。
……僕が耳弱いの知ってて、わざとやってるんだ。
『っ、……今日は、何もしないでね。』
キ「う〜ん…それはわかんないけど。」
そして、僕より先に服に手を掛け始めた。
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黒島(プロフ) - 涙さん» 名前は違いますが、作者です。コメントありがとうございます!その件についてなんですが、間違えて消してしまったみたいです…アカウントが違うので、申し訳ありませんが更新できません…すみません… (2017年3月2日 13時) (レス) id: bf5af827dd (このIDを非表示/違反報告)
涙 - 済みません。寝起きドッキリの1が無いのですが... (2017年3月2日 0時) (レス) id: 3f66ae4c85 (このIDを非表示/違反報告)
狐羽(プロフ) - もうすぐ話がいっぱいになってしまいそうなので、一旦リクエスト募集を中止したいと思います。このコメより下にあるお話は書こうと思ってます。すみません。 (2016年8月21日 11時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
狐羽(プロフ) - 澪さん» ありがとうございます…!頑張ってなるべく早く続き書きます! (2016年8月20日 19時) (レス) id: e6c241ef63 (このIDを非表示/違反報告)
澪 - すごく続きが気になります。 頑張って更新してください。 (2016年8月20日 12時) (レス) id: d3311d39d9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:狐羽 | 作成日時:2016年7月8日 1時