【実況者】【キヨ】5人の最終兵器【男主 】ぱーと2

コスプレしてみた。りたーんず！ ページ15

〜キヨ目線〜


『…キヨ、これ着て。』


キ「……は？」



ずいっと、急に押し付けられた何か。



キ「…いやあの、これ何。」



『？…狼さんのやつだよ。』



キ「…あー、うん。それはわかるけどさ、なんで急にこんなもの持ってきたの。」



どこで手に入れてきたのかは謎だが、狼さんってなんだ、可愛いな。




『？…あ、フジのやつ借りてきたの。』



フジのやつ？…あー、あのハロウィンの時のか。懐かしいな。



キ「…あ、そう。……で？これ使ってなにすんの。」



『…だから、着てほしいの。』



キ「…え、やだ。」



『…着て。』



キ「や、やだって。」




『…いいから、着ろ。』



キ「ハイ着ます。」




うわー、やべぇ。「着ろ」だって。こわい。




口が悪くなった(人1)に脅されながら、頭にそっと狼の耳を付けた。




キ「…これで、いいのかよ。」



『…うん。』



キ「…おいこら、何写真撮ってんだ。」



『…似合ってる。可愛い。』



キ「嬉しくねーわ。」



キ「…てかさぁ、ホントに急にどうした？こんなの付けろとか…意味わかんねぇし」



『…この前のお返し。』



この前？……あー、お前の家に勝手に(ではないけど)上がり込んだやつな。




キ「……って、はぁ！？お前、あの時の事まだ根に持ってんのかよ！？」



『…当たり前。…あの時、すごく恥ずかしかったんだから。』



そして、ずいっと顔を近付けてきた(人1)。



キ「そ、それは悪かったって…」



『………。』



ちゅっ…っと、控えめなリップ音。



そして、不意に香る甘い香り。



アイツの方からキスしてくれたんだって、すぐにわかった。



『っぷは……ふふ、仕方ないから、これで許してあげる。』



キ「………へっ、」




『……びっくり、した？』



少し潤んだ綺麗な目で、顔を覗き込みながらそう言う(人1)。



……ちょっと、可愛すぎかよ。



キ「…うん。びっくりした。……けど、」



『…？』



キ「お前が可愛すぎるっていう事しか今は考えられないわ。」




『……それじゃ、ダメなのに。』




ムッと軽く頬を膨らませて、拗ねてる(人1)。可愛い。




キ「…ん、かわいーかわいー。」



膝の上に乗せて、ひたすら抱きしめる。…あー、幸せ。



『…キヨ、離して。』




キ「やだー。…あ、こら、あんまり暴れると…」





キ「…食うぞ。」



危うくいただいちゃいそうになったけど、そんな事したら今度はホントに怒られそうなんでやめました。




俺って、偉いな！！

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(人1)君なりのやり返し方です。

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