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別にドラマチックな再会とか期待して無かったんですよ。寧ろ、遠目に姿が見られればそれで良かったんです。なのにですね、こんな風にガッツリ遭遇した挙句、鬼畜鬼ごっこの再来とか誰も期待して無いんですよ。全く…自分の不運を嘆くのも何だか虚しくなりますよ、ホント。
あっという間にお面をぶん取られ、公園のど真ん中で何してんだという突っ込みも何のその、僕達は互いに見詰め…いや、そんな甘ったるいもんじゃない。勝己に至っては殺気でも込めてるんじゃないだろうかと言う程、鋭い眼光で僕を見下ろし、僕に至っては早く退けろと言わんばかりに見上げている。
「はぁ…もう逃げないから退けてよ。重い…」
「信用ならねぇ」
溜め息混じりにそう告げるが、それを一蹴した勝己は「…クソデクと半分野郎がテメェを見たって言ってやがった。それも最近だ…!!」と悔しそうに僕の顔の直ぐ側の地面を殴った。
「あん時…俺はクソみてぇな時間を過ごしていた。テメェの手掛かりが何か掴めるかも知れねぇと思って…あの場所に行ったにも関わらずだっ!!」
「………」
「答えろよ…今まで何処に居やがった…!!」
嗚呼…そっか。勝己のこの苛立ちは僕に対してのものじゃない。自分に対して苛立っているのだ。恐らく、あの日からずっと探し続けてくれていたのだろう。
探していた相手がこうしてノコノコと自分の前に姿を現せば、驚きよりも苛立ちの方が勝ってしまうのも無理は無いのかも知れない。
「何か…言えよ」
「…僕が勝己に話せる事はきっと、何も無いんだと思う。何処で何をして、どんな風に今まで過ごしていたのか…それを話してたところで、勝己は何も変わらないだろうし、僕も…変わらないんだ」
勝己に会いたかった。ただ、それだけの為に危険を冒してまでこの街に戻って来たんだ。会えれば、勝己を見れば自分の中の何かが変わるかも知れない、そんな不確かな思いに縋って此処まで来たけど、僕は元より戻るつもりなど微塵も無い。
「ただ…今日、初めて自分から外に出たんだ。今の生活はきっと僕が望んでいたものだけど…それでも、迷いは尽きなかったから」
「ンだよ…それ……」
「あのさ、勝己。少しでも良い…話を聞いてほしいんだ。僕の…きっと、勝己からすれば下らない悩みを…聞いて」
勝己は数秒黙り込み、僕に抵抗する気が無いと分かったのか、ゆっくりと僕から退けると今度は手首を掴む。逃げられない様にって事だろうけど、それでも…何だか懐かしさを覚える。
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パル(プロフ) - 月華姫さん» ｺﾒﾝﾄ有難う御座います!!お久し振りです！追い掛けて下さって感謝しか無いです(T^T)二次創作している間は超絶元気です！月華姫さんもお体に気をつけて下さいね(><)今後ともよろしくお願いします！ (2018年10月25日 8時) (
レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - ３２８話のRちゃんの台詞、物間に聞かせたい（真顔）←お久しぶりですパル様♪お元気ですか？私も元気です？←最近鼻風邪引いてて最近治り気味状態。これからも応援しています！！パル様も風邪には、お気を付けて(;'∀')ではまたっ♪ (2018年10月22日 13時) (レス) id: 8f77e3b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
パル(プロフ) - ゆりかさん» ｺﾒﾝﾄ有難う御座います!!ほろっ…！？ほろっ頂きましたーっ！！！有難う御座いますっ！！これからも頑張りますので、よろしくお願いします！！ (2018年10月17日 13時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - やべぇ、、ほろってきた、、 (2018年10月16日 3時) (レス) id: 2a41349dc2 (このIDを非表示/違反報告)
パル(プロフ) - しぃさん» ｺﾒﾝﾄ有難う御座います!!!最高と言って頂けて、本当に嬉しいです!!書き始めた頃はこんなに闇を深くする予定では無かったのですが、いつの間にかこんな展開になっていました…ww今後とも楽しんで頂ける様に頑張りますので、よろしくお願いします！！ (2018年9月14日 11時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パル | 作成日時：2018年9月8日 20時
