３３２ 緑谷side ページ48
「緑谷、それで良いんだな？」
確認する様に問う轟君に頷く。勝つか負けるか、そんな事じゃないんだ。ただ、僕達は互いに自分が許せないだけなのだ。それがRちゃんを見ていると沸々と湧き上がってきて…ちゃんとケジメを付けないといけないと、そうしなきゃこの先Rちゃんを守れないと何処かで分かっているから、全力でぶつかろうとしてる。
「緑谷さん、余計なお世話かも知れませんが…Aさんはお二人を責めてなど…」
「うん、分かってる。でも、それじゃ駄目なんだ。それじゃあ…今までと何も変わらない。Aちゃんの優しさに甘えちゃ駄目なんだ」
例え、彼女が戻って来たとしても…僕達はきっと彼女と心から向き合う事など出来無いだろう。彼女に謝罪こそしても…罰を貰えていない。
彼女が居ない現状は罰なんかじゃない。これは当然の報いだ。だから、同じ気持ちで同じ過ちを犯したかっちゃんに僕を責める資格など無くても、自分達に罰を与えられるのは自分達しか居ないから。
「RちゃんはRちゃんであって、Aちゃんじゃない。だけど、重ねてしまう。Rちゃんが笑い掛けてくれる度に許された気になる…ダメだと分かっていても、散々Aちゃんの優しさに縋り付いてしまったから…自分じゃ抜け出せない」
ごめん、私情を挟んで。と言うと葉隠さんは「緑谷と爆豪の気持ちはきっと私達には分からない事なんだと思う」と僕に背を向けた。
「でも…私は前みたいに三人が何やかんや言いながらも一緒に居るの好きだったから、気持ちが吹っ切れてそれが少しでも近付くなら応援する!!」
先に行ってるね！と八百万さんとRちゃんの捜索に乗り出した葉隠さんに「有難う」と呟き、僕を真っ直ぐと見る轟君へ向き直る。
「…正直、俺は今もAがお前達から離れたのは正解だったんじゃねぇかって思ってる。今回の失踪とは別にな」
「…うん。今なら僕もそう思うよ」
「けど、俺は彼奴が笑ってくれさえすれば何だって良い。戻って来た時、彼奴がそれを望むなら…俺は何も言う気はねぇよ」
そう背を向けて二人の後を追う轟君に「この際だから聞きたいんだけど…」と呼び止めた。
「何だ？」
「轟君ってずっとAちゃんの味方だよね。何でかなって…」
轟君は少し肩の力を抜いて笑うと「俺も彼奴が笑う度に母親に許された気になってた。今はただ、ダチとして大事にしてぇって思ってる」と走り去って行く。
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パル(プロフ) - 月華姫さん» ｺﾒﾝﾄ有難う御座います!!お久し振りです！追い掛けて下さって感謝しか無いです(T^T)二次創作している間は超絶元気です！月華姫さんもお体に気をつけて下さいね(><)今後ともよろしくお願いします！ (2018年10月25日 8時) (
レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - ３２８話のRちゃんの台詞、物間に聞かせたい（真顔）←お久しぶりですパル様♪お元気ですか？私も元気です？←最近鼻風邪引いてて最近治り気味状態。これからも応援しています！！パル様も風邪には、お気を付けて(;'∀')ではまたっ♪ (2018年10月22日 13時) (レス) id: 8f77e3b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
パル(プロフ) - ゆりかさん» ｺﾒﾝﾄ有難う御座います!!ほろっ…！？ほろっ頂きましたーっ！！！有難う御座いますっ！！これからも頑張りますので、よろしくお願いします！！ (2018年10月17日 13時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - やべぇ、、ほろってきた、、 (2018年10月16日 3時) (レス) id: 2a41349dc2 (このIDを非表示/違反報告)
パル(プロフ) - しぃさん» ｺﾒﾝﾄ有難う御座います!!!最高と言って頂けて、本当に嬉しいです!!書き始めた頃はこんなに闇を深くする予定では無かったのですが、いつの間にかこんな展開になっていました…ww今後とも楽しんで頂ける様に頑張りますので、よろしくお願いします！！ (2018年9月14日 11時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パル | 作成日時：2018年9月8日 20時
