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「次に会う時、テメェがまだあのクソジジイを殺すとか抜かすなら、全力でぶっ殺す」
「怖っ…」
「ぶっ殺して、そんで……今度こそ、テメェを何処にも行かせねぇ!!」
「っ……」
僕に背を向けて歩き出した勝己。これは勝己が僕にくれた最後の猶予だ。ジジを殺すにしても、何にしても…次に勝己と相見える時はきっと、全力で連れ戻そうとするだろう。
「馬鹿だ……」
だけど…
ドーム型の遊具から飛び出して、勝己の背に思い切り抱き着いた。
「ごめん……それから、ありがと」
久し振りに感じる勝己の温もりに涙が溢れそうだった。勝己が好きだ…だけど、一緒には居られない。
「…ンだよ。テメェ、やっぱ俺に惚れてんだろ」
「自惚れんな…馬鹿」
ゆっくりと勝己を離せば、今度は勝己が僕を力一杯抱き締める。
「…痛いって…」
「黙れ」
自惚れても良いのだろうか…まだ、今でも勝己は僕の事を想ってくれていると、そう思っても良いだろうか。
勝己…好きだ。お前が好きだよ。
少し力を緩めた勝己と至近距離で目が合う。互いに何も言わなかったが、それでも…重なった唇に嘘は無くて…
「…行けよ」
「うん…バイバイ、勝己」
「勝手にくたばったりしたら殺す」
「ハイハイ」
勝己に背を向けて歩き出す。僕は掌にある赤く光るそれをゆっくりと胸の真ん中に押し付け、試す様に一度だけ掌から彼と同じ様に爆破の個性を発動させる。
「これで、いつも戦ってたのか……勝己らしい個性だね」
個性の増殖。これがジジが増殖の個性を求めた理由。
勝己のお陰で、疑問が確信に変わったよ。
「ありがと…」
こうして、僕は自分の居場所へと戻ったのだった。
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パル(プロフ) - 月華姫さん» ｺﾒﾝﾄ有難う御座います!!お久し振りです！追い掛けて下さって感謝しか無いです(T^T)二次創作している間は超絶元気です！月華姫さんもお体に気をつけて下さいね(><)今後ともよろしくお願いします！ (2018年10月25日 8時) (
レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - ３２８話のRちゃんの台詞、物間に聞かせたい（真顔）←お久しぶりですパル様♪お元気ですか？私も元気です？←最近鼻風邪引いてて最近治り気味状態。これからも応援しています！！パル様も風邪には、お気を付けて(;'∀')ではまたっ♪ (2018年10月22日 13時) (レス) id: 8f77e3b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
パル(プロフ) - ゆりかさん» ｺﾒﾝﾄ有難う御座います!!ほろっ…！？ほろっ頂きましたーっ！！！有難う御座いますっ！！これからも頑張りますので、よろしくお願いします！！ (2018年10月17日 13時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
ゆりか(プロフ) - やべぇ、、ほろってきた、、 (2018年10月16日 3時) (レス) id: 2a41349dc2 (このIDを非表示/違反報告)
パル(プロフ) - しぃさん» ｺﾒﾝﾄ有難う御座います!!!最高と言って頂けて、本当に嬉しいです!!書き始めた頃はこんなに闇を深くする予定では無かったのですが、いつの間にかこんな展開になっていました…ww今後とも楽しんで頂ける様に頑張りますので、よろしくお願いします！！ (2018年9月14日 11時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パル | 作成日時：2018年9月8日 20時
