２４４ side無し ページ7
「母さん達…今、Aちゃんのご両親と話してるよ」
爆豪の近くにお茶の入ったグラスを置いた緑谷は「僕、思うんだ…」と静かに話し始める。
「お爺さんの事は置いといても、遅かれ早かれ…Aちゃんは僕達の前から居なくなっていたんだろうって…それだけの事を僕達はやってしまったんだって…」
本当の彼女を見ようともせず、願望を押し付けて、彼女から自由を奪い続けてきた。彼女の優しさに甘え、それが彼女の為だと信じて疑わず…ジリジリと彼女を追い込んでしまっていた。
何もかも手遅れで、後悔先立たずとはこういう事などだと嫌でも痛感させられる。
「もし…Aちゃんが自分から離れる事を選んだとしたら…僕はそれを止める事はAちゃんをもっと苦しめる事になるんじゃないかって…」
「だったらテメェはクソナードらしく指咥えて黙って見てろや。俺は彼奴が何を考えていようが、連れ戻す」
何も知らないまま、何も告げられ無いまま、こんな形で終わらせて堪るか。本当に彼奴が望んで俺達の前から消えるってんなら、堂々と消えれば良いだろ。だが、彼奴が何も言わずに消えた。つまり、そうしねぇと断ち切れねぇ後暗い事があるからに違いねぇ。
「ﾁｯ…」
例え手遅れだったとしても、このまま引き下がる事など爆豪には考えられない事だった。何が何でも見付け出して、彼女の本心を暴く。
それが彼女を傷付ける事だろうが何だろうが、彼女を認めているからこそ、白黒はっきり付けない限り彼もまた前には進めないのだ。
爆豪と緑谷が教室へと入るといつもは賑やかな教室も一つの空席にクラスメート達は浮かない顔をしている。
「爆豪、緑谷…」
「デク君…その、おはよう」
気遣わしげに声を掛けてきた切島を無視して席に着く爆豪と麗日に「あ…うん、おはよう。麗日さん」と誰がどう見ても空元気だと分かる笑みで返す緑谷。
自分達の比にならないくらい、辛いのは一番近く、そして長く共に居た彼等だと分かってはいたが、いざ目の前にすると麗日は声を掛けたものの、それ以上何も言えなくなってしまう。
「Aちゃん…やっぱり帰っていないのね」
麗日に寄り添う様に蛙吹が緑谷に近付き、核心部を突く。
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月華姫 - →これに新たに「ばあば」というポジ導入しても大丈夫なのか？←ご姑でも有りか・・・此方も無限の可能性が！！←そして！番外編リクIF轟幼馴染夢ありがとうございました(__)胸キュンしながら読みました！これからもパル様のペースで頑張って下さい！ではまたっ♪ (2018年9月4日 9時) (
レス) id: 8f77e3b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - お早う＆お久しぶりです♪元気そうで良かったです！此方台風影響で雨の強さ様々ですが其方は大丈夫ですか？あの先生が、じいじと呼ばれたその瞬間どーなるか展開様々ありそうですね(笑)←あ、でも黒霧さんだけポジ様々なのですが、ある時は執事系、ベビーシッター・・ (2018年9月4日 8時) (レス) id: 8f77e3b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
パル(プロフ) - 月華姫さん» ｺﾒﾝﾄ有難う御座います!!お久し振りです！何とか元気にやっています！！先生がじいじは考えて無かったので笑いましたww密かにそうすれば良かったと思っていますww有難う御座います!!今後ともよろしくお願いします!!! (2018年9月4日 8時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - この場合、先生が「じいじ」になるのか？お久しぶりですパル様！！お元気ですか？私も元気です！これからも連載応援しています！！また遊びにも来ます♪ではまたっ♪ (2018年9月3日 15時) (レス) id: 8f77e3b2d4 (このIDを非表示/違反報告)
パル(プロフ) - らなのMonOさん» ｺﾒﾝﾄ有難う御座います!!!ぬぐぅ…いつか死柄木さんオチの夢小説も書ければと思いますが、キャラ崩壊が物凄い事になりそうなのでずっと先になるかも知れません(><)シリーズ読んで頂き有難う御座います!!これからも頑張りますので、どうぞよろしくお願いします！！ (2018年7月28日 20時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パル | 作成日時：2018年7月22日 19時
