１２９ 爆豪side ページ38
「ごめんね…勝己、僕が…悪いんだ。僕のせいで…僕が二人を壊したんだ…っ」
これが…Aが俺の傍に居る理由。
俺はこれが欲しかったんか…？俺が望んだのは本当にこんな…震えて泣くAだったのか…？？
俺の中のAはこんなにも“弱かった”か…？
違う…こんなんじゃねぇ！！Aは強い奴だ、だから俺は何度も負けてんじゃねぇか。弱い筈が無い。弱くて堪るか…
自分を責めるAを恐る恐る離し、改めてAの顔を確かめた。
「…っ」
そこには…弱々しく、それでも何かを繋ぎ止めようと必死に俺の手を握り締める小さな女が居た。それは夢に魘された彼奴が時折見せる、怯えた表情と似ていて……嗚呼、これがAなのかと心の何処かで酷く落胆する。
Aは強くなんか無かった。俺が負け続けた結果、勝手にAを強い存在だと決め付けていただけだ。
「弱かったんか…」
「…っ、強いなんか、一言も言ってない」
「………」
Aが俺を見てなかったんじゃねぇ。俺が彼奴を見ようとしてなかっただけじゃねぇか。
俺の幼馴染みは…こんなにも弱かった。
「…何だよ、それ」
「それは僕の台詞だって…寝込み襲うとか、何なの…？」
涙を拭って呆れた様に言うAは「殺されるかと思った…」と軽く俺の肩に拳をぶつけて来る。
「いっぺん死んでこいや」
「は？ホント、何？」
「うぜぇ」
「理不尽過ぎて驚きだわ」
首絞められて殺されそうになってんのに、いつも通りに振る舞うAに段々あれこれ考えていた事が馬鹿らしく思えてくる。
「おい」
「何？」
「泣き顔ブス」
「……ぶっ殺すｯ!!」
ギャーギャー喚くAが次第に楽しそうに笑い出し、望んだものとは違ったが、何故か今までに無いくらいに満たされるのを感じた。
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パル(プロフ) - 月華姫さん» こんにちは！お久し振りです！！漸くリクエストの【轟君が幼馴染みだった？if】が完成しましたので、お知らせします(^^)リクエスト板の方にありますので、またご確認ください！それでは失礼します！ (2018年5月6日 13時) (
レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - お返事有難う御座います！リクの完成はパル様のペースで大丈夫ですよ！ゆっくり完成を楽しみに待っています！ジジ様はエンデパパの最終進化系なんですね←そう考えると現在のエンデさんは微妙にマシに感じますな←これからもパル様らしく連載頑張って下さい！ではっ (2018年3月7日 10時) (レス) id: 12879f1d64 (このIDを非表示/違反報告)
パル(プロフ) - 月華姫さん» ﾘｸｴｽﾄの方はもう暫くお待ち下さい(><)本編のストックが中々思う様に進まず、ﾘｸｴｽﾄのネタを書き始めてはいるのですが、短編でまとめられず試行錯誤中なので、出来次第お知らせします！更新ゆっくりですが、これからもよろしくお願いします！！ (2018年3月7日 7時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
パル(プロフ) - 月華姫さん» お久し振りです!!いつも楽しみにして下さって有難う御座います(><)ジジ様のイメージはホントにエンデパパを悪化させて、兎に角酷くした感じにしようと出来上がったものですww現実だと犯罪レベルがカンストしてしまうかも知れないですねwwwある意味敵(ヴィラン)ですねww (2018年3月7日 7時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - 続き→意味不明な言葉使ってすみません(･･;)さて、轟は次どう夢主と絡み接するか楽しみです！！春の季節も連載頑張ってください！また遊びに来ます♪ではっ (2018年3月6日 21時) (レス) id: 95552be7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パル | 作成日時：2018年2月10日 17時
