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僕の言葉に僅かに驚愕の色を滲ませて目を見開く勝己はポケットに突っ込んでいた手を出して、僕の手首を掴む。そして…
「っ、ちょ…！」
勝己は力任せに引き寄せ、そのまま僕を抱き締めたのだ。あまりにも唐突過ぎる抱擁に驚きを隠せないまま「な…何してんの！？」と柄にも無くテンパってしまう。
な、な、な…っ。何がどうなってこうなった？いや、絶対に可笑しい。なんで勝ち負けの話がいきなりホールドに繋がるんだ！？そんな暑苦しいノリじゃないだろ。
「ちょ、勝己！」
「うっせぇ」
じゃあ離せよ！と抗議するが、勝己は離す気など更々無い様で更に力を込められてしまう。正直、苦しいです。
「はぁ……何がしたいの？」
「言ったところでテメェは理解しねぇだろうが」
「言わないと分からないんですけど…」
そう言うと勝己は「テメェは知る必要なんかねぇよ」と苛立つでも無く、まるで独り言の様に抑揚無く呟いた。
「………」
出久と勝己の違いは言葉数の違いだと思う。出久は思った事は割と口にするが、勝己は何でも遠慮無く言う癖に肝心な事は言おうとしない。
察する事が出来る時はそれでも良いが、本気で隠されると僕には分からない。…いや、正確に言えば分かろうとしないだけなのかも知れないが。
逃れる事を諦め、勝己の気が済むまでこのままで居ようと力を抜いてぼんやりと遠くを見詰める。その時、ｸﾞﾗｯと視界が大きく揺れて…
「…っ……」
乗り物酔いにも似た感覚に襲われた僕は勝己の肩に頭を預け、座り込んでしまいそうになる身体を勝己にしがみつく事で何とか支え様とするが…
「おい…！？」
「ごめん…ちょっと、目眩がして…」
ｸﾞﾗｸﾞﾗと脳を揺らす様な感覚に気持ち悪さを覚え、立っていられなくなった僕は等々座り込んでしまったのだ。
「…気持ち、悪い……」
最近、何だか身体がボンコツになった様な気がする。…嗚呼、気持ち悪い。何なんだよ…ホント。
その後、動けなくなった僕を勝己が背負って家まで運んでくれた。だが、その時の勝己の表情は何処か辛そうに見えたんだ。
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パル(プロフ) - 月華姫さん» こんにちは！お久し振りです！！漸くリクエストの【轟君が幼馴染みだった？if】が完成しましたので、お知らせします(^^)リクエスト板の方にありますので、またご確認ください！それでは失礼します！ (2018年5月6日 13時) (
レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - お返事有難う御座います！リクの完成はパル様のペースで大丈夫ですよ！ゆっくり完成を楽しみに待っています！ジジ様はエンデパパの最終進化系なんですね←そう考えると現在のエンデさんは微妙にマシに感じますな←これからもパル様らしく連載頑張って下さい！ではっ (2018年3月7日 10時) (レス) id: 12879f1d64 (このIDを非表示/違反報告)
パル(プロフ) - 月華姫さん» ﾘｸｴｽﾄの方はもう暫くお待ち下さい(><)本編のストックが中々思う様に進まず、ﾘｸｴｽﾄのネタを書き始めてはいるのですが、短編でまとめられず試行錯誤中なので、出来次第お知らせします！更新ゆっくりですが、これからもよろしくお願いします！！ (2018年3月7日 7時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
パル(プロフ) - 月華姫さん» お久し振りです!!いつも楽しみにして下さって有難う御座います(><)ジジ様のイメージはホントにエンデパパを悪化させて、兎に角酷くした感じにしようと出来上がったものですww現実だと犯罪レベルがカンストしてしまうかも知れないですねwwwある意味敵(ヴィラン)ですねww (2018年3月7日 7時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - 続き→意味不明な言葉使ってすみません(･･;)さて、轟は次どう夢主と絡み接するか楽しみです！！春の季節も連載頑張ってください！また遊びに来ます♪ではっ (2018年3月6日 21時) (レス) id: 95552be7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パル | 作成日時：2018年2月10日 17時
