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「僕が…弱かっただけなんだ。二人を必要として、駄目になる事を望んだ僕が悪いんだよ。…オアシスは何も悪くない」
「だったら、もう俺をそう呼ぶな」
「っ…」
「お前がそう呼ぶ度、助けてって言われてるみてぇで、何とかしてやりてぇけど、俺はお前が本気で望まねぇ事はしたくない」
何にもしてやれない自分に腹が立つ。そう言う彼の表情は険しくて、その言葉に胸が張り裂けそうだった。
「………」
痛い…堪らなく、胸が痛い。僕が身勝手にも彼に救いを求めたから彼はそれに応えようとしてくれていた。それなのに、その呼び名の意味さえ無くしてしまった僕は彼を傷付けてしまっていたんだ。
僕は…何がしたいの。どうすれば良いの。自分の選んだ選択を後悔したくないと言いながら後悔して、それでも選び直す事は無くて…
そんなグルグルと回る迷いと不安の連鎖の中で、助けを求めていた筈の彼をも傷付けた。彼は優しいから、背負わなくて良いものまで背負おうとしてしまう。
僕が彼に重荷を背負わせた。その結果…何も選べない僕は彼を苦しめてしまったんだ。
「今はまだ、俺はお前のヒーローにはなれねぇ。けど、俺はお前の笑った顔が好きだ。だから、いつか必ず…」
お前が心の底から笑える居場所になる。
そう言って僅かに肩の力を抜いて僕の頬へと手を伸ばす彼に「僕は…きっと、変わらないよ」とその手を拒んだ。
「弱くて、自分の事しか頭に無くて、選べなくて、捨てられない。そんな小さな人間だから…オアシス…いや、轟は僕なんか見ない方が良いんだ」
「お前が決めるな」
「…馬鹿だよ」
突き放してあげれば…轟は僕の事なんか気にせずに居られるだろう。分かってるのに、僕は…身勝手だから心の何処かで彼に救いを求めてしまうんだ。
「じゃあな、A」
「うん、轟」
教室から出て行った轟の背中を見詰め、自然と零れた言葉に涙が溢れた。
「誰か……こんな僕を消してよ」
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パル(プロフ) - 月華姫さん» こんにちは！お久し振りです！！漸くリクエストの【轟君が幼馴染みだった？if】が完成しましたので、お知らせします(^^)リクエスト板の方にありますので、またご確認ください！それでは失礼します！ (2018年5月6日 13時) (
レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - お返事有難う御座います！リクの完成はパル様のペースで大丈夫ですよ！ゆっくり完成を楽しみに待っています！ジジ様はエンデパパの最終進化系なんですね←そう考えると現在のエンデさんは微妙にマシに感じますな←これからもパル様らしく連載頑張って下さい！ではっ (2018年3月7日 10時) (レス) id: 12879f1d64 (このIDを非表示/違反報告)
パル(プロフ) - 月華姫さん» ﾘｸｴｽﾄの方はもう暫くお待ち下さい(><)本編のストックが中々思う様に進まず、ﾘｸｴｽﾄのネタを書き始めてはいるのですが、短編でまとめられず試行錯誤中なので、出来次第お知らせします！更新ゆっくりですが、これからもよろしくお願いします！！ (2018年3月7日 7時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
パル(プロフ) - 月華姫さん» お久し振りです!!いつも楽しみにして下さって有難う御座います(><)ジジ様のイメージはホントにエンデパパを悪化させて、兎に角酷くした感じにしようと出来上がったものですww現実だと犯罪レベルがカンストしてしまうかも知れないですねwwwある意味敵(ヴィラン)ですねww (2018年3月7日 7時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
月華姫 - 続き→意味不明な言葉使ってすみません(･･;)さて、轟は次どう夢主と絡み接するか楽しみです！！春の季節も連載頑張ってください！また遊びに来ます♪ではっ (2018年3月6日 21時) (レス) id: 95552be7d4 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パル | 作成日時：2018年2月10日 17時
