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さて、どう切り出せば良いのやら。直接本人に問い詰める気で居たものの、いざ能天気な此奴を前に何処から話せば良いのかと模索していると、金髪女は何故か歩く速度を落とし出す。自然と俺が手を引く形になり、思わず金髪女を睨めば、金髪女は満足そうに笑っていた。
「何しとんだ、テメェ……」
「爆豪君、何か気になる事あるのかなって」
そう告げる金髪女は俺が何かしらの用があって待っていたのだと気付いている様で「どうしたの……？」と不思議そうに尋ねてくる。
此奴が俺に付き纏う理由が夢で見た此奴と関係しているなら、時折フラッシュバックする光景にも辻褄が合わなくも無い。その光景のどれにもこの金髪女が関係しているからだ。
「……テメェが俺に付き纏う理由は何だ？」
「好きだからだけど……」
恥ずかしげも無くドストレートに言葉を紡ぐ金髪女に最早突っ込む気力さえ失せる。
「他には」
「一緒に過ごしたいから」
「理由は？」
「好きだからかな……って、痛い、痛いです」
無言で繋がれた手を握り潰す様に力を込めれば、金髪女は痛がりながらも「うぅ、本当にそれだけなのに」と言う。
「それじゃあ何か？テメェ、俺に惚れとんのかよ」
「うん。大好き」
「……」
恐らく、此奴の言うそれは犬猫に向けるもんと同じだ。こうも恥ずかしげも無くそんな事が言える神経を疑うが、それも今更だろう。
「はあ───…」
「悩み事……？話聞くよ？？」
「テメェがその悩みの種なんだろうが！」
「ﾌﾌｯ、嬉しいな。爆豪君が悩む程、私の事考えてくれてるの、凄く嬉しい」
どんだけポジティブ思考なんだよ、此奴。と呆れ果てるが、ムカつく事には変わりない。自由な片手で軽く金髪女をシバき、考える事を放棄してそのまま歩き出した。
「うぅ、爆豪君は照れ隠しが過激で困る。困ります」
「何処をどう見れば照れてる様に見えんだ？あﾞあﾞ？」
「ﾌﾌｯ、何だかんだ言っても、こうして傍に居る事を許してくれるから、つい」
甘えてるんだと思うな。と肩を竦めて小さく笑う金髪女は「大好き」と噛み締める様にほざく。
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パル(プロフ) - 一寸先はダークさん» ｺﾒﾝﾄ有難う御座います!!凄いだなんてとんでもないです (汗)はい！頑張ります！今後ともよろしくお願い致します！！有難う御座いました！ (2020年3月24日 13時) (
レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
一寸先はダーク - 何か、凄いですね！個性が何か分からんなぁ、何となく推測はして多分こうじゃないかな？みたいな所まではいったんですけど、まだまだ分かりませんね！これからも更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2020年3月24日 11時) (レス) id: 94fd455da1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パル | 作成日時：2020年3月17日 8時
