【９４】side無し ページ45
三日間の筆記試験を終え、迎えた演習試験当日。実技試験会場中央広場へとコスチュームに着替え、集まった生徒達はズラリと並ぶ教師達の顔触れに疑問を抱く。対ロボ試験という情報を耳にしていた生徒達はそれにしては相澤を含め、総勢八人の教師が担当するのは些か多過ぎるのでは無いかと思う者もﾁﾗﾎﾗ居る中、相澤は演習試験について軽く説明をしていく。
「諸君なら事前に情報仕入れて、何するか薄々わかってるとは思うが……」
「入試みてぇなロボ無双だろ！！」
「花火！カレー！肝試しー！！」
相澤の言葉に上鳴と芦戸が既に林間合宿への壁が薄いと油断し、テンションを上げていると二人の期待を壊す様に「残念！！諸事情があって、今回から内容を変更しちゃうのさ！」と相澤の首元に巻かれた捕縛布からひょこっと出てきた根津の言葉に固まってしまう。
「変更って……」
「それはね、これからは対人戦闘･活動を見据えた、より実戦に近い教えを重視するのさ！と言う訳で……諸君にはこれから、二人一組で此処に居る教師一人と戦闘を行ってもらう！」
「先……生方と……！？」
根津が告げた言葉に騒然とする生徒達の中、唯一、爆豪の隣で静かに話を聞いていた彼女だけは一切顔色を変えず、それに気付いた相澤と目が合うが、以前の事をまだ根に持っているのか、直ぐにぷいっと顔を逸らすのだ。
普段、無害そうに笑顔を振り撒いている彼女に「根に持つタイプだとは思ってはいたが、まだ続くのか……」と内心溜め息を付く相澤は切り替える様に話を続ける。
「尚、ペアの組み合わせと対戦する教師は既に決定済み。動きの傾向や成績、親密度……諸々を踏まえて独断で組ませてもらったから、早速発表していくぞ。先ずは轟と八百万がチームで俺とだ」
既にやる気満々とでも言う様に捕縛布を構えて告げる相澤に視線を逸らしていた彼女は何故か、僅かに驚く様に振り向き、相澤を凝視していた。
「そして、人数の兼ね合いから此処は三人になるが、緑谷と爆豪、時枝がチーム。で、相手は……」
緑谷と爆豪が同じチームであった事に動揺を隠せない二人は空から降ってきたオールマイトの登場に言葉を失い、又、彼女も「……これは」と珍しく表情を険しくさせる。
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パル(プロフ) - 一寸先はダークさん» ｺﾒﾝﾄ有難う御座います!!凄いだなんてとんでもないです (汗)はい！頑張ります！今後ともよろしくお願い致します！！有難う御座いました！ (2020年3月24日 13時) (
レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
一寸先はダーク - 何か、凄いですね！個性が何か分からんなぁ、何となく推測はして多分こうじゃないかな？みたいな所まではいったんですけど、まだまだ分かりませんね！これからも更新頑張って下さい！楽しみにしてます！ (2020年3月24日 11時) (レス) id: 94fd455da1 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：パル | 作成日時：2020年3月17日 8時
