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盛り上がりを見せた騎馬戦は一位をキープする事は叶わなかったが、それでもギリギリ滑り込みという形で何とか上位四位に入る事が出来た。轟に1000万の鉢巻を取られた時は流石に焦ったが、常闇がラストに奪った鉢巻と僕とお茶子ちゃんが地味に色んな人から奪っていた鉢巻が最終種目への切符に繋がったのだ。

昼休憩に入り、個性を使い過ぎたせいでヘロヘロになっていた僕はカロリーを補給しようと控え室に先生と黒霧さんから貰った栄養剤を取りに行こうとしていたのだが、何故か控え室へ向かう通路で勝己とばったり出会してしまう。

だが、勝己が壁に背を凭れさせながら誰かの話を盗み聞きしている事に気付き、突っ掛らずに不本意ながら僕も盗み聞きする事に。

「個性婚、知ってるよな?」

そして聞こえてきた轟と出久の声に僕は聞いちゃいけない話だとこの場から去ろうとしたが、勝己に手首を掴まれ、無言で「此処に居ろ」と睨まれる。

「記憶の中の母はいつも泣いている…お前の左側が醜い、と母は俺に煮え湯を浴びせた」

壮絶な轟の過去に自然と祖母が脳裏に過ぎり、彼の話はまるで祖父母の事の様だと祖母に伸ばした手を叩き払われた事を思い出す。

あの時は何故祖母が僕を目の敵にするのか分からず、ヒステリックに僕を拒絶する祖母を母さんの腕の中からただ眺めていた。

『…Aちゃんは何も悪くないのよ。悪くないの…でもね、お祖母様に近付くのはもう駄目よ…?お祖母様の心の傷はきっと…』

癒える事は無い。あの時、母さんが濁した言葉の続きが今なら分かる。祖母は亡くなってしまったけど、ジジから受けて来た仕打ちが消えて無くなる事は無いのだ。

過去の事だからどうでもいいと今までその事を深く考える事もしなかったが、今は祖母に対して哀れみとジジに対して激しい憤りを感じる。

そして…それと同じくらい、轟を縛り付けるエンデヴァーの存在を憎く思ったのだ。

「俺の話はざっとこんなもんだ。だが、お前に…いや、お前達には親父とは関係無く勝つぞ」
「お前達…?」
「お前と爆豪だ」

ピクッと僕を掴む勝己の手が僅かに名前が出た事に反応したのが分かった。そして、その後に続いた轟の言葉に僕は心臓が止まりそうだった。

195→←193 side無し



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設定キーワード:僕のヒーローアカデミア , ヒロアカ , MHA   
作品ジャンル:恋愛
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パル(プロフ) - ウサギさん» コメント有難う御座います!!良い文なんてとんでもないです!1日で読んで下さったんですかΣ(・ω・ノ)ノ有難う御座います!!(><)これからもダラダラとした進行度ではありますが、どうぞよろしくお願いします!! (6月1日 11時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
ウサギ - 良い文ありがとうございます。 今日発見したが、すごくおもしろくて一日で全部読んでしまいました。 これからも頑張ってください。 (6月1日 11時) (レス) id: 7b63bf87a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パル | 作成日時:2018年5月22日 20時

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