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ドヲォォオオンンッ!!!!

「ぐっ…ほっ…!!」

口から血を吐き、地面にめり込む勝己は唐牛で意識はあったものの、反撃する力など残っていない様で…ゆっくりと足を退かせば、足首を弱々しく掴まれる。

「まだ…届かねぇ…の、かよ……」
「何言ってんのさ。こんなにボロボロにして置いて、何処が届いて無い訳?」

漸くちゃんと開く様になった目で自身が負った傷を見てみれば、何と言えば良いのか…中々にエグい。

何とか大事な部分は残っているが、軽減したとは言え、ほぼまともに特大火力を受けたズボンは短パンと変わらない。身体の至る所を火傷していて、見れたものでは無い。

「髪、折角透ちゃんに結んでもらったのにな…」

いつの間にか髪を縛っていたゴムも何処かへ飛んでいて…いや、燃えて散ったと言うべきか。髪もぐしゃぐしゃ、身体中もボロボロ。うん、中々に酷い。

「今まで、こんなにダメージ食らった事無かったっての…」

勝己のジャージの上着に触れ、それを増殖して羽織り、チリチリになってしまった髪を爪を伸ばして一気に切り落とす。

「何…して……」
「ん?折角アンタ達が無駄に綺麗にしてくれてたからね…髪は大事にしようって思っただけだよ。めんどくさいけど」

そう切った部分から再び髪を伸ばして、元の髪型に戻せば、呆気に取られていたミッドナイトが勝己に近付き「まだ戦えそう?」と尋ねる。

「動け…ねえ…」

勝己の言葉を受け、ミッドナイトは僕の腕を高く掴み上げると…

『爆豪君行動不能!!よってーー増方さんの勝ち!!以上で全ての競技が終了!!今年度、雄英体育祭1年、優勝はA組、増方Aっ!!』

そう高らかに宣言した。巻き起こる歓声に溜め息を付いて、担架で運ばれて行く勝己を目で追う。その時、一瞬見えた勝己の瞳からは綺麗な涙が零れていて…僕は心の中でもう一度、別れを告げる。

勝己が僕を忘れず、ずっと追い掛けてくれるなら…また、戦う日が来るよ。その時は今回の分も含めて、勝ちに来れば良い。

僕もその時は今日みたいに全力で応えるから。

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設定キーワード:僕のヒーローアカデミア , ヒロアカ , MHA   
作品ジャンル:恋愛
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パル(プロフ) - ウサギさん» コメント有難う御座います!!良い文なんてとんでもないです!1日で読んで下さったんですかΣ(・ω・ノ)ノ有難う御座います!!(><)これからもダラダラとした進行度ではありますが、どうぞよろしくお願いします!! (6月1日 11時) (レス) id: a050d7518b (このIDを非表示/違反報告)
ウサギ - 良い文ありがとうございます。 今日発見したが、すごくおもしろくて一日で全部読んでしまいました。 これからも頑張ってください。 (6月1日 11時) (レス) id: 7b63bf87a4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:パル | 作成日時:2018年5月22日 20時

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