お伊勢参り ページ31
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せっかくここまできたからと伊勢神宮に参ることにした
五十鈴川にかかる内宮の宇治橋の前に立つと
「凄く厳かな気持ちになるな」
「ほんとだね」
二人で並んで一礼して端によってあるく
まだ夏の名残があって蒸し蒸しと暑いのに
橋を渡ると木々が青々と茂り木陰をつくっているから視界にも涼やかにみえる
砂利に足を取られ歩きにくさも感じながら神殿に向かう
「広いね」
「足平気？」
「うん、スニーカー履いてきたから」
「そういえば康二になんて言って出てきたの？」
「…目黒くんと三重にいくって言ったよ///蓮は？ご家族に言ってきた？」
「親父に言ったよ」
「お父さんに？へぇ」
「親父がお袋に言ってると思う」
「そうなんだ、お父さんと仲良いんだね」
「Aの家も仲良かったじゃん」
「ふふ、うん、ウチはママ中心だからね」
神殿に着いてお参りを済ませる
長い参道を歩いて足が疲れてきた
「ここ出たら、休憩しようか」
「うん、おかげ横丁に寄っていこ」
かき氷を食べると少し汗が引いた
お土産物を見ながらのんびり歩く
時刻は15時を過ぎていた
今度はバスに乗って宿を目指す
「俺10月から教習所通う事にした」
「免許取りに行くんだ、私も卒業までに行かなきゃ」
「どこか行きたいところがあるなら俺が連れていくよ？」
「ウチの実家田舎でしょ？田舎に住んでると免許ないと色々不便だから免許は持っておいた方がいいって言われてるの
東京じゃ電車もバスも発達してるから、さらに維持費もかかるしね」
「まぁ、そうだな、確かに維持費はめっちゃ高い」
「康ちゃんが車買おうかなって調べてたけど、駐車場代なんでこんなすんねんって家賃並やって嘆いてた」
「そっか」
「そ、だから車が必要な時はシェアカー使っているの」
「それもありだな」
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旅館に着いた
フロントへ行くと、宿泊台帳を書くように言われ順番に書く
こういう作業もパパがいつもしてくれてるからはじめてで
何か咎められなやしないかと内心ドキドキしてる
小声で「緊張するね」って言ったら私をみて「俺も」って小さくクスと笑った
鍵をもらって部屋に向かった
廊下を渡り上がったり曲がったりしてついた部屋
迷子になりそう
「はー、疲れた」
二人で荷物を置いて足を伸ばして畳に座った
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ピカンチ★(プロフ) - ciaogenさん» こんばんは、労りのコメント心に沁みました！ありがとう、今微熱くらいになりました。ちょっとだけお話更新しました。楽しんでもらえたら嬉しいです(^^) (2022年10月27日 20時) (
レス) @page32 id: ee31b6a8ad (このIDを非表示/違反報告)
ciaogen(プロフ) - またコメントすみません。うわっ、大変！まずは、ゆっくりゆっくり休んで治してくださいね。待ってます( ᴖ ·̫ ᴖ ) (2022年10月25日 7時) (レス) @page32 id: 6cce8f9029 (このIDを非表示/違反報告)
ピカンチ★(プロフ) - ciaogenさん» こんにちは、温かいコメントありがとうございます。ドキドキ届いてましたか？それは良かった。キラキラ青春から遠ざかり過ぎて何が正解かわからなくなってます笑なので、そう言ってもらえて少し安心しました🖤引き続き二人の恋模様見守ってくださいね、ありがとう (2022年10月24日 16時) (レス) id: ee31b6a8ad (このIDを非表示/違反報告)
ciaogen(プロフ) - コメント失礼します。こちらのお話、とてもドキドキしながら楽しみに読ませていただいてます。更新を楽しにしてますが、無理なさらずにゆっくりで大丈夫だと思います。これからも読ませて頂きますね。 (2022年10月24日 10時) (レス) @page28 id: 6cce8f9029 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：おさと
| 作成日時：2022年10月2日 1時
