記念旅行 ページ30
.
.
「いいよ…」
「えっ…」
蓮の瞳が揺れてる、動揺してるの？それとも引いた？
この間に耐えれなくて、今度は私からキスをした
蓮は驚いたのか一度ビクッとしたけど今度は身体を密着させて荒々しいキスをした
恐る恐るというふうに蓮の右手が私の胸に置かれて、ゆっくりと掴むように揉んだ
その間もキスは止まなくて、鼓動と足りなくなる酸素と今から始まろうとしてる行為をどう受け止めればいいのかわからなくなった
「怖い？」
切ない顔で聞く蓮
「大丈夫…、嬉しいよ」
そう言ったけど蓮は体を起こして、
「ごめん」そう言って私を座らせ、乱れた衣類を整える
「なんで？…」何かミスした？不安で泣きそうになる
「ありがとう、Aとそうなりたいけど、流されるみたいにじゃなく、ちゃんとしたい…
夏休みの最後の週末、二人きりでどこか旅行いかない？
…その時、Aのはじめてをちょうだい」
「うん…蓮と二人でいきたい」
.
二人で旅行に行く事がきまった
旅行のパンフレットをみてみたり、ネットで検索したり行き先を決めるのも楽しい
最近は蓮がバイト終わりに私のバ先まで迎えにきてくれてファミレスに寄るのがお決まりのコースになった
「ねぇ、三重県は？ここなら牡蠣いっぱい食べられるよ？」
「三重県行った事ある？」
「あるよ、ナガシマスパーランドに昔おばあちゃん達と
泊まりにも行ったよ」
「遊園地の乗り物平気だっけ？」
「今よりは乗ってたかも、ジェットコースター」
「三重県か、行ってみようか？」
「うん」
電車で三重県に向かう
松阪で途中下車して松阪牛のすき焼きを食べに向かう
この店は蓮が見つけて、せっかくだから贅沢しようと決めたお店
仲居さんがお肉に味をつけて取り分けてくれた
甘い醤油と卵の濃厚さに
「美味しい！こんな美味しいすき焼き食べた事ない」
「うん、俺も」
仲居さんもニコニコして配膳してくれた
お腹もふくれて苦しいくらい
そろそろ行こうかって出ようとする蓮に
封筒を差し出した
「蓮？旅費とか出すって言ってくれたけど、私たち二人の旅行だから、私にも出させて？このお金で、いっぱいやりたい事しよ？」
蓮はちょっと悩んだ顔したけど
「ん、わかった、ありがとう」
「んーん、こちらこそ、素敵な所に連れて来てくれてありがとう」
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 419人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ピカンチ★(プロフ) - ciaogenさん» こんばんは、労りのコメント心に沁みました！ありがとう、今微熱くらいになりました。ちょっとだけお話更新しました。楽しんでもらえたら嬉しいです(^^) (2022年10月27日 20時) (
レス) @page32 id: ee31b6a8ad (このIDを非表示/違反報告)
ciaogen(プロフ) - またコメントすみません。うわっ、大変！まずは、ゆっくりゆっくり休んで治してくださいね。待ってます( ᴖ ·̫ ᴖ ) (2022年10月25日 7時) (レス) @page32 id: 6cce8f9029 (このIDを非表示/違反報告)
ピカンチ★(プロフ) - ciaogenさん» こんにちは、温かいコメントありがとうございます。ドキドキ届いてましたか？それは良かった。キラキラ青春から遠ざかり過ぎて何が正解かわからなくなってます笑なので、そう言ってもらえて少し安心しました🖤引き続き二人の恋模様見守ってくださいね、ありがとう (2022年10月24日 16時) (レス) id: ee31b6a8ad (このIDを非表示/違反報告)
ciaogen(プロフ) - コメント失礼します。こちらのお話、とてもドキドキしながら楽しみに読ませていただいてます。更新を楽しにしてますが、無理なさらずにゆっくりで大丈夫だと思います。これからも読ませて頂きますね。 (2022年10月24日 10時) (レス) @page28 id: 6cce8f9029 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：おさと
| 作成日時：2022年10月2日 1時
