【d!】恋人が限界オタクな件【zm/男主】

4.出会い的な話2 ページ4

4.
(zm side)



「こっち来るなら前もって言ってよー。」

rd「ごめんごめん、お土産あげるから許して？」

「許した。」


うわぁ、本物のらっだぁさんや……
さっき感じてた既視感は、これやったんやろうなぁ。
……うん、やっぱ似てへんわ。



「らだおくん、らだおくん。」

rd「ん？」

「そこのサラダ取り分けて？」

rd「しょーがねぇーなぁー」

tn「あ、らっだぁさん俺が取るんでいいですよ。」

「らだおくん、らだおくん。何か飲まないの？」

rd「あ、じゃぁビール飲もうかな？」

「オレの梅酒も一緒に頼んで？」

rd「えぇ？！しょーがねぇーなぁー」

tn「あぁ、俺頼みますよ。」


さっきからこんな調子で、Aはめちゃめちゃらっだぁさんに甘えている。

ええなぁ……

そんな風に思いながら三人のやり取りを眺めていたら、らっだぁさんが小声で話し掛けてきた。


rd「俺の弟、可愛いでしょ？」

zm「はい。めちゃ好みっすわ。」

rd「え、素直……なに？好きになっちゃったりした？」

zm「そうっすね。攻めてもいいっすか？」

rd「マジか……まぁ、Aがいいんならイイけど……泣かせたら、手出るよ？」

zm「あはは、大丈夫っすよ。好きな子は、めちゃめちゃ甘やかすタイプなんで。」

rd「いや、別にそんなの聞きたくなかったけどね。」

「らだおくん、ビール来たよ。なに？２人でコソコソと内緒話？」

rd「いや、Aが可愛いなって話ー。」

「はいはい、そういうのいいから。ん、らだおくんのサラダ。」

rd「ねぇ、なんで最近名前で呼ぶの？前みたいにお兄って呼んでよ。」

「え、やだよ。なんで？」

rd「寂しいじゃん！」

「えー……わかったよ、考えとく。」


二人はそんなフワフワした内容の、フワフワした会話を終始繰り広げていた。

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