【d!】恋人が限界オタクな件【zm/男主】

2.ラッコ的な話 ページ2

2.
(zm side)



「今日さ、大変だったんよ。」

zm「ん？どないしたん？」

「この前テレビでさ、ラッコ見たやん？」

zm「あー、見たな。ほっぺこねくり回してたやつ？」

「そう！それ！こう……ぐにぐにーって、やってたのを、ロボロくんに変換してしまって……営業先からの帰りのタクシーの中でうぁぁあぁ！ってなって、ヤバかった……」

zm「はぁ。」


Aは自分の頬を両手でこねくり回しながら、興奮気味に俺に報告してきた。

いや、お前が十分可愛えわ。


「こう、萌え袖とかにしてぐにぐにーって、してくれたらもう……はぁっ！尊い！」


そう言ってAは、近くにあったクッションへと顔を埋めて動かなくなった。

確かに、今の萌え袖で頬をこねくり回す姿は良かった。
ロボロは知らんけど。


zm「そういえば、ロボロは左の袖だけ長いんやっけ？」

「なにそれ尊い！心臓が……ハートが痛いっ！」

zm「くはは、なんやそれ。」


俺の一言にまた何かを想像したのか、Aはその場で足をバタつかせて暴れている。

こんな姿も可愛えとか思うなんて、俺も相当末期やな。

3.出会い的な話→←1.俺の恋人を紹介します。

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