手料理と君(rbr) ページ9
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rbr「はーい！開いてんでー」
チャイムを鳴らすと中から中々の声量で返事が帰ってきた。
「邪魔すんでー」
rbr「邪魔すんねやったら帰ってー」
「はいよー」
rbr「…て、いやいやいや！お前この前それでホンマに帰ったやろ！」
「いや、ロボロ君が帰れ言うたやないですか。」
rbr「流れでってわかるやろ！」
「わかってますとも。」
玄関の扉に手をかけるオレをロボロは必死で止めた。
まぁ、こうやっていつものように玄関先でしょーもないショートコントを繰り広げるのがお約束になっていたりする。
「お酒冷さして。」
rbr「あ、俺入れとくわ。」
「んじゃ、よろしく。」
そう言って何本か買ってきた酒を袋から出してはロボロに渡した。
rbr「なんか手伝う？てか、なに買ってきたん？」
「餃子やろうかと思って。一緒に包む？」
rbr「おん、ええでー。」
そう言ってロボロは腕まくりをして手を洗った。
さすが鍛えているだけあって、逞しい腕にドキッとしてしまったのは内緒にしとこ。
オレ達はこうやって一つの料理を二人で作ったり、一品ずつ料理を作ったりと一緒に料理をすることが多い。
「今日の仕事は順調やったん？」
rbr「いやいや、順調に進むなんてことあるわけないやん。」
ロボロは餃子を包みながら色んな話をしてくれた。
今日の事や最近の出来事まで。
うん、彼の生活は随分と充実しているようやな。
こうやって二人で料理をする時間が好きや。
幸せやなーって実感する。
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作者名：手羽先の手先 | 作成日時：2020年5月28日 1時
