偽物と君 2 ページ42
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(ci side)
ci「大先生みたいに普段から言うとるとホンマの事でも噓っぽくみえるやん？それよりいいんやない？」
ut「僕のいない所で僕の悪口か？感心せんなぁ。」
ショッピ君の相談に乗っていると、何人目かわからへん彼女との電話が終わったらしい大先生が戻ってきた。
ci「いや、珍しくショッピ君が恋愛相談してきてるんすよ。やから大先生みたいにならんように、って助言してるだけっす。」
ut「しんらちゅ！せやで、僕みたいになったらあかんで？」
shp「なりませんよ。」
ut「即答かい！」
大先生のせいで脱線してもうたわ。
ut「いやさ、でもそこはやっぱ本人と話し合うべきやない？結局、僕らがここでどうこう言うててもAちゃん本人の気持ちなんてわかるわけないんやから。」
ci「大先生のくせにぐぅ正論。」
ut「チーノぉ、お前今日会計するか？」
ci「さーせん、嘘です嘘です。いやぁ、流石大先生！恋愛のスペシャリストですね！」
大先生の言葉にショッピ君は黙り込んでしまった。
ええぞー、悩め悩めー。
ut「それに、Aちゃんは割と現状満足してそうやけどな？」
ci「そう思いますよね？俺、この前さらっと惚気られたし。」
ut「僕もやで。なんかいっつも無自覚に惚気るよな？あの子。」
ci「そーなんすよ！あれ厄介ですよねー…」
shp「その話、詳しく聞かせてくださいよ。」
ci「いやぁ、これは…砂糖吐くで？」
ut「Aちゃんの名誉の為に黙っとくわ。」
shp「ここまで言うといて言わへんとかどういうことですか？」
ut「まぁまぁまぁ、この事も含めて二人でちょっと話し合ったほうがいいやない？」
おっと、大先生上手いことかわしていくぅ。
再び黙り込んだショッピ君が徐に携帯に何かを打ち込んだのを見ると、空気を読んだかのように大先生が解散宣言をした。
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作者名：手羽先の手先 | 作成日時：2020年5月28日 1時
