第百二十話 強制排除 ページ34
No SIDE
アイリス「どうしたのこれ…？！」
デント「フシデたちが…」
急いでポケモンセンターへと駆けつけると
大量のフシデがポケモンセンターを囲い
ポケモンセンターの入り口には炎タイプの
ポケモンを連れたトレーナーが集まっていた
そしてその中には
サトシ「あれは…シューティー！！」
シューティー「！…」
サトシの因縁の相手
シューティーもいた
シューティーはこちらに気がつくと
バツが悪そうに目をそらした
シューティー「出てこい！ランプラー！」
【ﾊﾟｧﾝ】
「ﾌﾟﾗｧﾝ」
サトシ「なんだ？あのポケモン…」
『いや、そんなことしてる場合かよ』
サトシが図鑑を取り出すと
Aは状況が状況なので呆れたが
じっとシューティーのランプラーを見つめた
シューティー「いっせいにいくぞ！！
火炎放射だ！！」
「「「火炎放射だ！」」」
シューティーの掛け声に合わせ
他のトレーナーも火炎放射を指示し
群れるフシデたちに向けていっせい放射
しかし、それがフシデたちの怒りを募らせ
ヘドロばくだんの反撃を受けていた
シューティー「怯むな！！
火炎放射を続けるぞ！！」
サトシ「やめろ！！」
そこへサトシがフシデたちの前に立ち
間を割って入った
サトシ「やめるんだ！シューティー！！」
シューティー「退いてくれないか？
今は君の相手をしている暇はないんだ」
サトシ「なんでフシデを攻撃するんだ！！」
シューティー「彼らは一方的に
人間を襲っている…排除するのは当然の事だよ」
『…』
言葉はキツイがAは
正直なところ言っていることは理解できた
特にポケモンセンターには
怪我をしたポケモン、
下手をすれば治療中のポケモンもいる
もしそこにフシデたちが侵入し
襲えばタダではすまないだろう
しかしサトシは感情に任せ
シューティーに食って掛かる
サトシ「今その原因をアララギ博士が
調べているんだ！！攻撃は待ってくれ！！」
シューティー「甘いね、
ここは君が住んでいたカントーと違うんだ」
サトシ「なにぃ？！」
「確かに、素早い対処が必要だ」
ジュンサー「市長！」
そこへ高そうな車から
現れたのは身なりが小綺麗な中年男性だった
どうやらこの街の市長のようだ
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作者名：ラム酒 | 作成日時：2022年9月26日 3時
