【d!】ギスゲバ荘の大家 (ページ40)

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tn「住民会ィ？」

『そうなんです』

ci「なんでまた急に？」

中庭でせっせと農作業に勤しむトントン、軍手を脱いでひと息ついているA、特に何もしていないチーノの３人はお互いに顔を見合わせていた。

ci「交換殺人でもさせたいん？」

『？』

tn「あな番ネタやめw」

『うーん、まあ、運営のためにはあったほうがいいので』

tn「ほー。まあAさん来てあいつら一段とはしゃぐようになって風紀乱れっぱなしやしな。ええんやない？」

『....あとショッピさんの件で、みなさんのこともっとちゃんと知らなければとも思いまして』

ci「あーオレそれ聞いたわぁwww管理人さんの体が縮んでしまったやつやろ」

tn「んで素性を隠して蘭の家に転がり込むんやったっけ」

『違います』

思い出して恥ずかしくなってきたAは、被っていたUVカットのための大きな黒い帽子でサッと顔を隠した。

ci「オレも見たかった！」

tn「ワシかて見たかった！」

その場にいなかったチーノとトントンは頭の中でミニサイズのAを想像する。
しかし２人とも小さい子どもと関わることなんて普段ないためうまく想像できずにいると、慌ててAが口を開いた。

『そ、それに、実はまだご挨拶できていないご入居者さんもいまして』

そうなのだ。
彼らのバカ騒ぎにも少し慣れるくらいの時間をここで過ごしているAだが、数人の入居者と顔合わせが済んでいないのだ。
文書やメールで簡単な挨拶などのやり取りははじめの頃にしていたのだが、きちんと会ってどういう人物なのかを把握しておきたかった。

tn「あーーーーはいはいはいなるほどなるほどグルッペンには会ったけど、そうかそうか」

『トントンさんは他の方々ともお友だちですか？』

tn「あーまあ他のやつらよりかはようしゃべっとるほうやとは思いますけど」

『住民会開いたら来てくれますかね？』

tn「そういう好きやし来るんちゃうん？なかなか忙しいから日は選ばんとやけど」

『でしたら！早速ご連絡します！是非お会いしたいです！』

ci「なんかめっちゃくちゃ張り切ってますね管理人さん」

tn「気合いやばw...まあオスマンやしそんな気張る必要はたぶん無いと思うけどな....」

ci「やべぇ奴はもう会っちまってるからなあー」

tn「ゾム、コネ、シャオに太刀打ちできとるんやから今後何が来ても大丈夫やろ」