【d!】ギスゲバ荘の大家 (ページ34)

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『今すぐ取り掛かります！』

kn「ちょｯちょ待って！？今さっきやん！
ジムにしよて言うてたん！今さっきよ？」

『すみませんコネシマさん。ジムもあとで違う場所を充てられないか検討しますので....。
今回はショッピさんが困ってることですし』

kn「まあ、Aがそう言うならええけどさ」

引き下がったコネシマだが、表情は納得いっていないようである。
ショッピはにんまりとした顔を隠そうともせず、抑揚のない声にAに気づかれない程度に愉悦をにじませた。

syp「いや〜ほんまに困ってます！もう泣きそうですわ〜」

kn「いや、笑ってるよね？ショッピくんそれ」

『ショッピさん安心してください！愛車はお守りします！』

kn「え？ナニ？コレ？」

syp「.....ﾌｯ」

わけがわからず困惑しているコネシマを、ショッピはアゴを上げて見下ろし勝ち誇ったように鼻で笑った。

kn「....あーなるほどね。そういう...ウンウンなるほど。そういう感じね....。
ならこっちも殺す気で行くから。ﾝﾌﾌﾌｯ」

『コネシマさん？』

kn「んー？なんもないでー」

syp「いやーなんか怖い人おるわーwwww」

kn「ほんまコイツ...ガチで覚悟しとけよ？w」

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『....あの、これは？』

ようやく寝ぼけ、そして驚きから回復したAはやっとの思いでそう口にする。

kn「ああ、すまんなA。ちょっと盛らさしてもらったわ。ああ大丈夫！
身体に害はないって先生言うとったし」

盛った？何を？

なかなかに衝撃的な発言だったがとりあえず聞かなかったことにしてAは現状把握に努めることにした。

暗い部屋の中、床に広げられたクッションに自分は寝かせられていて、おまけに後ろ手にゆるく縛られている。

周りには数人の気配がして見上げると見慣れたメンバーがいた。

sha「おはよーA。よう寝とったね」

ut「大丈夫そうやね。
明らか瓶にドクロ書かかれとったからワンチャンあるかと思ったけどね！よかったわー」

sha「あれ絶対ただのくられ先生の趣味やろwww」

すぐ左からはシャオロンと鬱先生の声が聞こえる。

rb「Aさんには水で薄めたやつで正解やったな」
zm「そやな。ショッピくんこの有様やし」
rb「いやゾムはAさんにも瓶ごと口つっこめ言うてたよ？」
zm「は？そやったっけ？」

右からはゾムとロボロの声が。
そしてはっとしてすぐ隣を見ると、ぐったりと床に倒れ込んでいるショッピの姿があった。