【d!】ギスゲバ荘の大家 (ページ27)

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そんなAの様子を見て、先ほどから黙って茶を飲んでいたショッピが口を開いた。

syp「せやったらワイがポチっときますよ」
「えっそんな、気を遣っていただかなくても....」

syp「そもそもワイがここへ来た用件なんすけど、宅配の荷物を管理人のAさんに代わりに受け取ってほしいな思って、お願いに来たんですよ」
ut「ショッピくんよお何か頼んどるもんね」

syp「バイクの後ろ乗っけられるモンならいいんですけど、そうじゃないと買っても持って帰れないんで」
sha「あーなるほどね」

syp「ちゃあんといつ届くかとか伝えますし、ウチまで運ばんとそのへん置いといてもらえばいいんで！どうかひとつ頼みます」
「あ...そ、それくらいならもちろん構いませんので」

ここへ来てからというもの、きちんとしたお願いや頭を下げられた経験が少ないAは低姿勢なショッピに対してあわあわと頭を上げるように伝える。

syp「いやあさっすが管理人さんっすわ！ほんとあざす！」
「いえ、こちらこそ...」

その場でスマホを取り出して操作し出したショッピに「設定もしたんで！」とサムズアップ付きで報告を受け、Aは「はい」と生返事をする。

ショッピさんってあまりしゃべったことなかったけど、いい意味でとても普通そうな人でよかった...
そう思っているとまたシャオロンがヒマそうにしているので、暴れられては困るとAは急いで作業に戻る。
その間に用件をショッピはあっさりと帰って行った。

まともな人もいてよかった、とAはニコニコだが居座っている鬱先生とシャオロンを見て一瞬で真顔に戻る。

sha「なあAスリーサイズ教えてww」
ut「あ！それ俺当てれる自信あるで」
sha「おっっいいね大先生いってみよう」
ut「んーーーーーー....整いました」
sha「ﾝﾊﾊﾊｯなになに？」
ut「86、61、89でチェックメイト！！！！」
sha「えー86もないやろ、おなかのほうはもうちょいあるんちゃうん？wwww」

耳を塞ぎたくなるほどの発言にAの堪忍袋が爆散した。

「サイッッテーーーー！！！！！出てってください！！もうお2人とはお話しないんで！」

Aは乱雑にチャームを掴み取り、殺意を込めて前へ突き出した。

sha「あｯちょっごめんごめん許して...アアアアアアｯｯ！！！」
ut「ヒィｯｯ一回！一回落ち着こな...アアアアアアンンｯｯ！！！」

Aは強制退去のための超大家的賃貸経営特殊技能を発動させ物理的に2人を部屋から追い出した。