夜の世界の殺し屋たち。 (ページ9)

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【高地】

高地「依頼、受けることに決まったからね。」

北斗の部屋の前でドア越しで俺はそう伝えた。

そうしたら北斗は『そう。』という何とも感情が読み取りにくい返事を返してきて。

高地「怒ってんのかな．．．.。」

北斗は俺らのグループの中では情報収集をしたりハッキングしたりと、パソコンで作業することがほとんど。

だけど、北斗は運動神経もいいし、たまに現場に出て俺らと一緒に殺ることもある。

そんな北斗無しで俺らの仕事は成り立たないからやる気になってもらわないと。

京本「高地、これがハルトくんから言われたことを参考にしてまとめた資料。」

高地「あぁ、ありがとう。」

俺は大我から資料を受け取ってざっくりと目を通してみる。

．．．.やっぱりこれだけでは情報が少なすぎる。

北斗は否定的だったけど、ちゃんと依頼を引き受けてくれるのだろうか。

京本「俺もちょっと調べてみる。」

樹「お願いね。」

大我は北斗まではいかないけど、簡単なハッキングや調べ事くらいは出来るスキルを持っているからそのスキル生かして今は北斗の代わりに調べてくれている。

俺らもそろそろ色々と考えなきゃな。