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【北斗】
樹の墓参りを終えて、俺らは今回の依頼主の組の上層部の事務所に伺って。
そこで書類を受け取って家に帰った。
北斗「ただいまー。」
高地「おかえりー。」
北斗「これがもらってきた資料。意外としっかり調べてあったよ。」
ジェシー「ありがとう。」
もらってきた資料を机の上に置いて俺らは一度自分の部屋に戻ろうとした時、慎太郎から声を掛けられた。
慎太郎「あ、そうだ。今回の計画、大体だけど決まったよ。まぁ、細かい部分はもらってきてくれた資料を見て決めるんだけど。」
アイスを片手にそんなことを言う慎太郎に俺ら二人を含め、他のメンバーも自然と慎太郎が座るソファーの方に集まってきた。
京本「人数はえっと....えっ、意外と多いね。」
慎太郎「嘘?どれどれ....あー、これくらいなら想定内だから大丈夫。」
京本から資料を見せてもらってからアイスを持つ反対の手に携帯を持って、慎太郎は今回の計画を話し始めた。
慎太郎「今回の計画はまぁー、廃倉庫に今回殺る奴らを集めて殺ろうかなって思ってるんだけど....ちょっと北斗にお願いしたいことがあって。」
北斗「なに?」
慎太郎「依頼主の組に奴らを廃倉庫に集めるようにお願いするっていうことを頼んで欲しいんだよね。つまり....北斗が直接、『集まってほしい』っていうお願いをするんじゃなくて依頼主の方からお願いしてもらうっていうことかな。」
北斗「わかった。そっちの方が怪しくないからいいかもね。」
慎太郎「それと、あと一つだけ当日にならないとわからないことがあるんだけど、」
樹「なに?」
慎太郎「組長のいる場所。廃倉庫には全員集まってくれって北斗にはお願いして欲しいんだけど、それでももしかしたら組長は来ないかもしれないからさー....あ、でも、有名なとこからのお願いだから来るかな?いや、まだわからない。」
京本「来ないってことはないんじゃない?車の中で待機してるとか。」
慎太郎「なるほどね....きょも、マジ助かったわ。ありがとう。」
京本の発言で何か思いついたであろう慎太郎だけど、俺らは何を言い出すのか全く分からない状態でどんなことを言い出すのかワクワクしていた。
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作者名:Nana 6022 | 作成日時:2021年2月28日 23時