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【高地】
慎太郎「今回はどうやって殺ろうかな....。」
高地「あ、そっか。今回は全員で現場出なきゃいけないのか。」
慎太郎「そうなんだけど、久しぶりだからさ....どうしよかなって。」
ソファーに座って俺の隣で携帯をいじっている慎太郎。
俺はテレビ見てるんだけど。
高地「殺るのは一人じゃないしねー」
慎太郎「なんかすごい他人事みたいに言うじゃん。高地だけめちゃくちゃ大変な役回りやらせようかな。」
ジェシー「あ、いいんじゃない?高地の成長のためにも。」
高地「おいっ!なんでだよ(笑)」
なんて冗談を言い合うのもいつもの俺たち。
いつまで経ってもこの関係性が変わらないこともいいことだけどね。
慎太郎「まぁ、いいや。北斗とかきょもが一通り調べ終わったらまた考え直すわ。」
北斗「あ、またメール来た。」
高地「え、また?なんて送られてきたの?」
パソコンの前で作業をしていた北斗の声に反応して俺らは集まって画面をのぞき込む。
メールの主は今回の依頼主からだった。
京本「『お前らのグループにタナカジュリという奴がいると聞いた』....樹?何で樹のこと?」
北斗「『もしタナカが本当にこのグループにいるのならば連絡をしてこい。過去に依頼された要件について話す。』だって。...樹、こいつらになんか依頼したの?」
樹「まぁ....。」
バツが悪そうな表情を浮かべる樹を何も知らない俺らは見つめることしか出来なかった。
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作者名:Nana 6022 | 作成日時:2021年2月28日 23時