夜の世界の殺し屋たち。 (ページ28)

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【北斗】

高地と樹が家を出て行ってから三十分後、パソコンからメールを知らせる音が鳴った。

慎太郎「あ、もしかして依頼じゃない？」

ジェシー「見てみようよ。」

俺が四人を代表してメールをマウスでクリックした。

北斗「殺し屋『SixTONES』にお願いがある。こいつらを殺してほしい．．．.だって。」

そのメールにはご丁寧に顔写真と名前まで書いてあった。

京本「これってさ．．．.有名なヤクザだよね？」

慎太郎「あ、本当だ。聞いたことある。結構、こっちの世界では有名だよね。」

依頼主の名前はこの世界に入れば一度は聞いたことがあるヤクザの集団の名前だった。

そして、今回の依頼は『よその組を殺してくれ』ということ。

ジェシー「つまり、こいつらの間に挟まれたってこと？」

北斗「それもあるかもしれないけど、もしかしたらこの人たちが手を下さなくても勝てるようなめちゃくちゃ弱い集団かもしれないよ？」

慎太郎「確かに。とりあえず、どうしようか？」

ジェシー「受けるか受けないかは樹たちが帰ってきてから決めよっか。」

北斗「わかった。とりあえず、一応基本的なこと調べてくるわ。」

京本「俺も調べてみる。」

同じ業界の人から依頼をもらうことは少なくはないけど、まさかこんな有名な組から依頼が来るとは思っていなかった。

それくらい大きいところでは自分たちで殺ると思っていたからね。