夜の世界の殺し屋たち。 (ページ17)

今日:25 hit、昨日:21 hit、合計:169,398 hit

. ページ17

【高地】

樹「よーし、今日だね。」

慎太郎が計画を立てた日から三日後、俺らは予定通り作戦を決行するつもりだ。

樹「あー、楽しみだな。」

慎太郎「あ、詳しい動きは任せるけど確認した限り、ここの路地裏には防犯カメラがなかったからここで殺るのがベストかなって思ってる。まぁ、適当に脅して路地裏に連れ込んでもらえば、あとはもう三人に任せる。」

高地「OKー。」

昼食を食べながらこうやって四人で打ち合わせして、ミスがないように確認する。

慎太郎はわざわざ路地裏の写真をマップで見せてくれるから、しっかり理解できた。

こんなにマメにやる必要はないんじゃないか、って声もあると思うんだけどこのやり方に俺らは反対意見を示していない。

細かく確認をすることは別に悪いこととは思っていないし。

京本「あ、何時くらいに家出ればいいー？」

高地「夕方だから、向こうに七時くらいに着くんだったらいつでもいいよ。」

京本「わかったー。」

家では共有スペースでだらだらとテレビを見ている大我だけど、殺し屋になると豹変するのがまた面白い。

このグループの一人になって、他のメンバーを知れば知るほど一緒にいたいと思う。

こんなことはもう一生ないんじゃないかって思ってる。