夜の世界の殺し屋たち。 part２ (ページ3)

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【北斗】

高地にメールを送るとすぐさま、電話が掛かってきた。

北斗「なに、」

高地「カワカミから依頼が来たってどういうこと？だって今回のターゲットはカワカミじゃ．．．.。」

北斗「こっちにいる俺らも全然状況が理解出来ないんだよね。依頼が届いたのはついさっきだし、カワカミはカワカミでターゲットとして殺ってほしい人の名前を提示してるし。」

高地「今回の依頼はどうするの？」

北斗「わっかんね。とりあえず、その判断はジェシーに任せようかなって思って。だから今はまだメール返してない。」

高地「え、今日は俺らこのまま尾行続けていいの？」

北斗「それはいいよ。なんか新しい情報が入ったら教えて。またこっちも連絡するから。」

高地「うん。頼んだ。」

家にいる俺らもターゲットであるはずのカワカミから依頼のメールが届いた時は本当に驚いた。

ジェシーはこういう重大な決断をよくしてくれているからすぐに俺はジェシーに相談して。

ジェシー「でもさ、もしかしたら嘘の場合もあるわけじゃん。」

京本「嘘？」

ジェシー「うん。例えば今回の依頼主はカワカミにいじめられた、っていう理由だけど本当はただのアンチかもしれないし、カワカミの方も自分の仕事の妨げになっている奴を殺ってほしい、っていうのが本当の理由かもしれないし。」

北斗「確かにねー。じゃあ、そこら辺の真実を探ってみてからの判断にする？」

ジェシー「そうしよっか。カワカミにはまだ返信しなくてもいいんじゃない？」

北斗「そうだね。」

ジェシーとの話し合いの末にそう決まり、とりあえずは二人の依頼主のことを洗いざらい調べることにした。