白鳥沢にはもう一人一年レギュラーがいました 【男主】

Ｎｏ．１ ページ2

白鳥沢学園高等学校


今日から俺もここの生徒の一員だ



何故偏差値が怪物級のこの学校を俺が選んだのかと言うと、理由は二つ



一つ目は姉達の猛烈なモデルスカウトから逃げるためだった



元々容姿のいい家庭の俺たち指宿家
そんな俺の家族は全員芸能関係者だった



俺も中学の頃姉に無理やり付き合わされてモデルをやっていたけれど、性にあわないみたいだ



それを理由に断り続けても諦めない姉と母
俺はとうとう寮付きのこの学校へ逃げ出した



寮通いなら家から出られるし、こんなに優良物件はない



二つ目の理由は、バレー


白鳥沢学園は全国大会常連校
そんな学校でバレーがしたいと思ったからだ



モデルをしたくない理由の一つにもバレーが含まれてるが、やっぱりやるなら強い所でやりたい




｢あの人、背高いね！｣
｢ほんとだ！めっちゃかっこいい！｣



集まる女子の目線、まぁ人気者で悪いことはないよな


入学式を終えて、クラス分けをして



残るは部活動見学だ



期待と不安が入り混じる中、俺はバレー部がいる体育館を目指した。

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