白鳥沢にはもう一人一年レギュラーがいました 【男主】

Ｎｏ．３９ ページ43

青森大学 ２５−２３ 白鳥沢


結局３セット目は大学生に取られてしまった



ハーフタイム
俺は全員にドリンクを配っていた



五色｢すみません！！｣


大平｢大丈夫だよ
初めての試合だし、相手は大学生だからね

落ち着いて行こう｣


天童｢いやいやー甘やかすのは良くないよ！｣


五色｢うぅ……｣



工、結構落ち込んでるな……


まあ、工が入ってからサーブもスパイクもガンガン狙われてるし



鷲匠｢工｣


五色｢はい……｣



監督に呼ばれる工


その声はやっぱり落ち込んでいた


怒られると思っているのか、周りのメンバーも黙って工と監督の姿を見守る



鷲匠｢このまま出すからな｣


五色｢！！……はいっ！！｣



身構えていた周りのメンバーも、ほっと気を抜く


監督は以外にもこのまま工を出すつもりらしい




……




…




その試合はなんとか勝ったが、工は怖いくらいに悔しそうにしていた



周りが先輩という迷惑がかけられないプレッシャー


初めての試合


力不足



数え切れないくらいの課題が、のしかかった



もちろん俺も人事じゃない


試合にも出させてもらえないから、事実工よりも遅れているんだ



鷲匠｢A｣


A｢はい｣


鷲匠｢午後の試合、出すからな｣


A｢っっ！！はい！！｣



よっしゃ！！！


ようやく出れる


スパイク、ガンガン止めてやる！

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