白鳥沢にはもう一人一年レギュラーがいました 【男主】

Ｎｏ．２９ ページ33

天童｢Aちゃんさぁ、ジャンプ読んでる？｣



A｢読んでないです、俺の家あんまり漫画とか読まないんで｣



天童｢えー！！？それはマズイよ！！人生の８割損してるよ！！｣



練習が終わって、今は寮の食堂



なんだけど、さっきから俺の隣に座ってずっと話している天童さん



うん……



仲良くなれたのはいいけど、うるさい



川西｢天童さん、A困ってます｣



天童｢えー｣



俺の目の前に座る太一さんのおかけで、少し大人しくなった天童さん



天童｢いやーかわいい後輩ができたしさ、かまいたくなるじゃん？


あ、天童じゃなくて覚でイイヨ！！


ほら呼んで、覚さんって！！｣



A｢えっと……覚さん……｣



天童｢かわいいな〜女の子みたい〜｣



川西｢Aに失礼ですよ｣




さっきの練習で、すっかり打ち解けた覚さんと太一さん


レギュラーメンバーで、ミドルブロッカーの先輩と仲良くなれたのは心強い



天童｢Aちゃんは白鳥沢の紅一点だネ！｣



A｢俺男です｣



天童｢けどさーAちゃん、結構野郎の間でも人気だからさぁ……


先輩としては心配なんだよね｣



A｢えっ……(引)｣



川西｢マジですか｣



女の子にモテるのは嬉しいけど


男に好かれてもなぁ………



まぁ、中学の頃も男に告白されたことあるけど

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