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ゴロゴロピシャァーンッ
数学科に行ったら例の如く雷を落とされ
“これを冬休み明けに提出な♡(♡いらねーよ！)”と大量の課題を出された
今日は早帰りだーって思ってたから鞄を小さめのにしたため、その課題は入らず、手に持って帰ることに
他の教科はそこそこできるのに、数学だけはどうも苦手なんだよな
あーあ、先生がゴリ先生じゃなくて、もっとイケメンな先生だったらなあ
個人的にはせぶちのジョンハン君とかだったらやる気出るよ！
あ、でもダメだ。美しすぎてずっと見つめちゃうから授業が頭に入ってこなさそう
うん、やっぱり数学の先生はゴリ先生で良いのかもしれない
っていう話はいつもはチャニョルに聞かせるのに、
やはり彼ともまた、あれ以来一切顔を合わせていない
たぶん向こうが私と鉢合わせないようにしてるんだと思う
ついこの間まではベクとは駅まで、途中からチャニョルと二人で帰るのが普通だったのに
たった一週間で私の日常は大きく変わってしまった
『少しの間、寂しくなるかもしれないけど
そしたらアタシがそばにいてあげるから』
今がそのときだって言うのに、どうして隣にいてくれないんだ
ビョン・ベクヒョンの嘘つき
はぁ…
「寂しいな」
「何が寂しいのよ？」
「あ、いたんだ」
リビングのドアが開いて入ってきたのは、洗濯物が入ったかごを持ったお母さん
ソファーに座る私のそばに来て、どっこいせとカーペットの上に正座をする
「二階の洗濯物取り込んできたの」
そう言って、あんたも手伝いなさいとばかりにぽいぽい人に服を投げつけてくるから、仕方なく手伝うことにした
「で、何があったの？」
「何がってー？」
「さっき寂しいとか言ってたじゃない」
話を蒸し返されてパジャマを畳んでいた手が止まる
うまい具合に逸らせたと思ったのに…
「あれは家帰って誰もいないと寂しいなーって思って」
「はあーっ！？買い物誘っても絶対行かないでお留守番してる奴が寂しいだなんてよく言う！
どうせこのまま冬休みも何にもしないで家でゴロゴロしてるんでしょ？だったらバイトでもしなさいよ。てかしろ！」
さっさわりのない言葉を言えたと思ったら逆に面倒なことになってしまった
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作者名：ウサン | 作成日時：2016年8月8日 8時
