夏と君と恋

42話 ページ42

「可愛いくて、他人想いで、鈍感だよ」



遠回しにお前だよって言ってみる。
いつから俺はこんなに臆病になってしまったのか。


これも恋のせいなのか、。



「それって、昨日一緒に歩いていた女の子？」



昨日一緒に歩いていた女の子？…！？



「えっ！？見てたの！？」


「あれはねー、妹」



「えっ？？」



Aの顔がポカンとした顔になる。



「えっ？？」



俺、何か変なこといった？？



「妹だったの？」



「うん、妹だった」



俺がそういうとなーんだって顔で少しだけ笑顔になるA。



完全に俺は置いてかれているけど、まあ今日初めてAが笑ってくれたからいいや。







そこからはいつもと変わらない話ばっかして、ふとカレンダーを見る。


「あ」


そういや、明日、水曜日だ。


「どうしたの？」



「いや、明日って何作るのかな〜って夜ご飯」



「何か食べたいのある？」




ここは、何がいいんだろう。




2人で作れるものがいいな。





「ん〜…ハンバーグ」

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