夏と君と恋

38話 ページ38

帰る途中でAがプレゼントを見た反応を知りたくてLINEを送る。




すぐに既読がついた。
文章をおくるのが長くなりそうだったから電話ボタンをおした。




少しのコール音の後にAの声が聞こえてきた。





「…もしもし？」




「さっきぶり〜
　ねえねえ、あれ開けた？？」




「開けたよ
　びっくりした笑」


Aのふふふって笑い声が聞こえる。



「俺も見たときびっくりしてしまってまじかって言ってしまったよ」



俺もふふふって笑ってしまう。




「うつの面倒になっちゃって電話しちゃった
　ごめんね？」




「全然大丈夫だよ」





良かった、嫌がられていなかった。
ちょうど家にも帰り着いたところだったからAにじゃあねって言って電話を切った。





家に入ろうとすると後ろから妹子が走ってきた。




「日曜日に出かけるなんて珍しいね
　あ、明日買い物行くからついてきてね」





そう言って先に家の中に入ってしまった。



いや、俺今日買い物してきたばっかりなんですけど？





そんな思いは届かず明日2人で買い物に行くことが決まった。

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