女の子の日〜peart2〜

5日目 ページ5

今日はなんだかずっと眠たい。

なんにもする気が起きないし。

学校はお休みだから、大好きな先生にも会えないし。





殺風景の1人部屋にこもっていると、虚無感ばかりが溢れてくる。




会いたいなぁ。

声聞きたい、話したい。
欲望ばかり、強くなっていく。
今電話したら迷惑かな？


まあ、いっか。


プルルルルルルルル

「はい」
『あ、先生？私です。』
「どないしたん？珍しいな、Aからかけてくるなんて」
『うん。... ... 会いたいなーと思って』
「そか。今、1人なん？」
『うん。』
「あと、30分まっとって。迎えに行くから」

なんにもする気が起きなかったのに、先生の声聞いて、お迎えに来てくれるって言われて、いっきにやる気出てきた。


いつもよりちゃんとお化粧して、髪も巻いた。


先生の前では、いつも可愛い私でいたいから。





些細な変化に気づいてくれるような人じゃないってわかってるけど、気づいてくれたら嬉しいな。





お迎えに来てくれた先生は、いつものスーツ姿じゃなくて。



メガネに帽子っていう、見たことないスタイルで。





そのギャップにキュンキュンしながら、助手席に乗った。

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