幻想譚〜それぞれの物語〜

断罪の暴君、心なきもの、それを追うもの ページ8

これは、竜騎士や剣豪、そして黒衣の魔人が幻想入りした頃、その少し前の話…
とある次元を、堕ちた騎士、ガーランドは放浪していた。

ガーランド「マリリス、ティアマットは見つかった。あとはリッチとクラーケンか…」

彼は、ある目的のため、とある四体の魔物を探していた。

ガーランド「さて、次は…む？」
歩みを止める。
ガーランド「…？」
何者かの、声。

?「我は…完全暗黒物質、…なり。…の憎しみが増大せしもの。我は滅びぬ…生物に邪悪な心あるかぎり…」

ガーランド「何者だ！?名乗れぃ！」
「ソレ」は答えず、何処かに消え去った。

ガーランド「今のは…一体…？」
エクスデス「首尾はどうだ、ガーランド」

青い鎧の男が突然現れた。
暗黒魔導師エクスデスと呼ばれる者だ。

ガーランド「そういう貴様はどうなのだ、エクスデス」
エクスデス「上々、と言ったところか。既にネクロフォビア達が到着しておる」
ガーランド「…訊きたいことがある」
エクスデス「ほう？珍しいな？」

騎士説明中…

エクスデス「ふむ…完全暗黒物質、か。アレと似た存在かもしれんな」
ガーランド「…アレ、だと？」
エクスデス「私のいた世界の唄だ。特別に聴かせてやろう」

そう言って、大樹は悠々と語り出した…

空より現われし心を持たぬもの・・・オメガ・・・それを追ってきたもの・・・神竜・・・12の武器を持つ勇者達でもかなわない・・・静かに次元の狭間に眠らせておくべし・・・けして語りかけることなかれ

黒甲冑→←観測者

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す