告白されてみた【八ﾞイト組+狐】 ページ21
フジ
「Aのことが好き、です」
種も仕掛けもない直球勝負。あなたの瞳を真っ直ぐ見つめながら静かに言い放ちます。よく見ると握り拳を作っていたり、耳の先っぽが赤かったりするのですが、今のあなたにそれを気にする余裕はありません。そうなんだ。段々と尻すぼみになりながらもそう返すだけで精一杯です。
「気づかなかったでしょ？」
普段の姿からは想像もつかない儚げな笑顔を浮かべる彼。愛しさか切なさかはわからないけれど、それは確かにあなたの胸を締め付けます。
「返事はいつでもいいよ。どんだけ先になっても待ってる。……待ってるから」
ヒラ
ヒラちょっといいですか
自分の気持ちを伝えたい。その気持ちが先走り、ろくに下書きもしていないのに話題を切り出してしまいます。文章を打っては推敲し、気に入らないところがあれば最初から。それを何度も繰り返しているうちに既読がついてしまい大慌て。
Aなあに
とスタンプ付きで返ってきた暁には布団に潜り込んで震え始めます。
ヒラ好きです
が、それでも彼はやる時はやる男です。その四文字を入力するや否や、紙飛行機のアイコンをタップしました。
Aえ
ヒラずっと前から好きでした
一度伝えてしまえばもう怖いものはない、とでも言うように畳み掛ける彼。最終的には逸る気持ちを抑えられずに電話をかけてきます。
「ほんとはメッセなんかでやっちゃダメ、って分かってたんだけどね〜。明日会えたりしない？直接Aに伝えたいんだ」
towaco
「せやから好き言うてるんです」
宅飲み中に唐突に告白され思わずパードゥン。驚きで酔いが覚めてしまったあなたをよそにビールを喉に流し込みます。
「やっぱなんも考えてへんかったか」
キノコが生えそうなほど湿気た空気を醸し出すtowaco。何がですか、と恐怖を堪えながら問いかければ、ヤンキー顔負けの威圧感があなたを襲いました。
「いやだって期待しますよ、普通は。男の家に一人で呑みに来てるわけやからさ、好意くらいあるもんやって思うでしょ」
酒の力に背中を突き飛ばされ秘めていた心を全てさらけ出す彼。慌てるあなたの手を取ると、困ったように笑いながら指と指を絡め合わせます。
「怖がらせたい訳やないんです。ただ俺も男なんやぞ、って知ってほしかっただけなんで。そういう関係になる覚悟があるんならこれからもどうぞ、今まで通り来てください」
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ぎぷらいど(プロフ) - ミイミイー☆(旧アカ2)さん» 嬉しいお言葉とリクエストありがとうございます。続編へ移行した上で内容が思いついたら、というかなり無責任な形にはなってしまいますが、それでも良ければ喜んで書かせていただきます。 (2019年10月4日 20時) (
レス) id: a47a642b0e (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイー☆(旧アカ2) - これからも応援しています！頑張ってください！！ (2019年10月4日 19時) (レス) id: 1c6c5c626b (このIDを非表示/違反報告)
ミイミイー☆(旧アカ2) - はじめまして！あなたの書くnprの男達にハマりファンになりました！リクエストいいですか？もしよろしければ、nprの彼らに誘われてみたと寝たふりをしてる彼らにキスをしたらと、プロポーズされてみたをお願いします！出来なかったらすいません… (2019年10月4日 19時) (レス) id: 1c6c5c626b (このIDを非表示/違反報告)
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作成日時：2019年8月15日 15時
