過酷な人生を送った私の旦那さんは黄色の王子様でした！〜2〜

急展開？！父親と血の繋がった妹達？！ ページ44

『へ？』

遥「だから！父親にあう気ある？」

『パパはもう会ってるじゃん』

遥「そうじゃなくて！血の繋がった父親」

『…見つかったの？』

遥「ママ今まで中学の同窓会には行かなかったんだけど初めてこの間同窓会に行ったの。そしたら…」

…

「遥菜ー！！久しぶり！！」

遥「久しぶり！元気だった？」

「元気！！」

「遥菜…」

遥「健太？！久しぶり！」

健「ひさしぶり」

私に話しかけてきた人は健太。

中学入学から1年半くらい付き合っていた元カレで、遥香の実の父親。

遥「今何してるの？」

健「普通にサラリーマンやってて娘の影響ですとぷりっていう歌い手グループ推してる」

わお！ゆいと同じ流れジャマイカ。

遥「…ねえ、健太。あなたがすとぷりメンバーと血が繋がってるとしたらどう思う？」

健「…どういうことだ？」

遥「すとぷりすなーなら分かるでしょ。寧猫の過去も何もかも」

健「当時14歳の母親に捨てられて莉犬くんの家に拾われたけど、拾われた家が借金持ちで中学の時に借金の相続人になってどうも出来なくなってキャバ嬢とか〇V女優とかしてたけど莉犬くんが20歳になったことを機にすとぷりに入って今は実の母親と再会して血の繋がった妹めぃかの手助けをしながら歌い手やってるって…」

遥「めぃかは私の娘よ。本名は白金ゆい」

健「…ってことは…」

遥「寧猫を捨てた母親は私。ここまで言ったら分かるでしょ」

健「…分からない」

ほんっとに馬鹿なんだから…。

遥「年齢と時系列調べたら分かるでしょ！寧猫は！あなたの娘なのよ！」

健「俺が…寧猫ちゃんの父親？」

遥「そうよ。あなたの子が寧猫。寧猫が今まで父親のことを語らなかったのは寧猫自身も父親が分からなかったからよ」

健「寧猫ちゃんには俺の事説明するつもりなのか？｣

遥「寧猫が父親のことを知りたがったからね。後はあなたが生き別れの娘と会う覚悟があるかどうかよ。アイドルとファンじゃなくて父と子として寧猫と向き合っていく覚悟が必要になってくるわ」

健「突然俺に25の子供がいるって言われても信じられないし、この件は１回考えさせてくれないか？」

遥「分かったわ」

…

遥「そんなわけなのよ。で、昨日健太から連絡が来て会わせてくれって」

『私の…血の繋がった父親…』

遥「嫌なら断ってもいいんだよ？」

『…会わせて！』

遥「いいの？」

『私…小さい頃に養子だと伝えられてから生みの両親にずっと会ってみたかった。だから会わせてください』

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