過酷な人生を送った私の旦那さんは黄色の王子様でした！〜2〜

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遥「吐いた時のバケツはその都度変えてるの？」

る「変えてます」

遥「つわりが酷い時の基準は？｣

る「基本的にバケツに吐いてたりトイレに1人で行けない時はつわりが酷いです。あと単純に嘔吐の回数が多いときですね」

遥「その場合はトイレにも介助が必要って事ね」

る「あと夜のお風呂もその場合介助が必要なのでよろしくお願いします。それから枕元に飲料水を置いてあるのですけど特につわりが酷い日はすぐに無くなるのでその度に変えてやってください。水無くなったら恐らくチャイムで呼び出されると思うんで」

遥「分かった！西武ドーム頑張ってね！」

る「よろしくお願いします！」

ということで颯太くんは事務所へ向かった。










遥香side

強烈な吐き気と頭痛で目が覚めた。

やばい…吐く…

私は枕元のバケツに嘔吐した。

『ｵｴｯ ｹﾞﾎｹﾞﾎ ｺﾞﾎｺﾞﾎ』

今日めちゃくちゃつわりが酷い日だ…。

全然動けない。

とりあえずママ呼ばなきゃ…。

ピッ

すぐにママが来た。

遥「遥香おはよー」

『ママごめん。吐いた…動けない…』

遥「大丈夫大丈夫！もう出ない？」

『出ない…』

遥「じゃあすぐに口ゆすぎにいこうか」

介助されながら洗面所へ。

そして口をゆすいでバケツを変えてもらう。

そして基礎体温を測って…。

遥「朝ごはんは葉酸ゼリーにする？」

『そうする…』

正直食欲無い。

そういえばひゆみゆどうしてるんだろ？

『ママ…ひゆみゆは？』

ゆいは昨日からツアーで新潟と名古屋回ってて28日まで帰ってこないし…。

パパは今裁判の準備がまた立て込んでるらしい。

遥「ママの実家に預けてるから大丈夫よ」

らしい。

そして葉酸ゼリーを飲んで…

寝る。

2時間後、お手洗いで目を覚ました。

吐く感じは無いけど頭痛が凄くて動けないからまたママ呼ばないと…。

ピンポーン

『ママ、トイレ行きたい』

遥「おっけー！行こっか」

毎度毎度本当に申し訳ないよ…。

颯ちゃんにもママにも。

お手洗いに行って…

『ごめんね…ママ…』

遥「大丈夫よ！あなたは今大事な体なんだから！手伝えることは手伝うからね！」

『ありがとう』

遥「お昼どうする？食べれる？」

『おうどんがいい…』

遥「おうどんね。作るから寝とくのよ」

『はーい』

というわけで寝ます。

2時間後…

遥「遥香ーおうどん出来たから起きれる？」

『起きれる…』

起き上がる。

そしておうどんを食べてまた寝る。

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