坂本辰馬少女を拾う！？

妥協しようそうしよう ページ14

あ「………(ﾋﾞｸﾋﾞｸ」

銀(かわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいいかわいい………)

とりあえず部屋の中に入れてもらった辰馬とA

だがAは銀時のあつい…いや暑苦しい視線に完全に怯え辰馬にぴったりくっついている

辰「アッハハハ！
Aは恥ずかしがり屋じゃのう！大丈夫じゃ大丈夫じゃ！
金時はわしの友達じゃき！だから仲良くするぜよ！」

あ「………う…ん…
よろしく…お願いします……？」

ｷｭﾝ…

銀「………なぁ辰馬、俺達友達だよな？」

辰「あったりまえじゃ！」

銀「じゃあ俺のお願い聞いてくれるか？」

いつになくマジメな銀時に辰馬はあたりまえぜよ！と明るく言う

銀「じゃあ…」

辰「なんじゃ？」

銀「Aちゃんを俺にください」

辰「断る」

銀「………」

辰「………」

あ「……？」

辰馬にお願いを即座に断られた銀時は

銀「Aちゃんを俺にください」

今のやりとりを無かったことにした

だが辰馬は

辰「却下」

とまたも断る

銀「………」

辰「………」

あ「…？」


ﾌﾞﾁｯ


銀「Aちゃんを俺にくださいィィィイ！！！」

辰「イヤじゃァァァアアアア！！！」


変な方向でキレた銀時
だが辰馬は断固拒否である


銀「じゃあ抱かせてくださいィィィイ！！！」

辰「どっちの意味でじゃ！！」

あ「………」

ギャーギャーと騒ぐ２０代の大人達
こんなやりとりを数分間続け
お互い息切れ気味になり

結局『Aの頭を撫でる』で両者妥協した


銀「よし！撫でる！」

辰「ドンと来い！」

辰馬の膝の上にちょこんと乗っかったAは思わず帰りたいと思う

辰「怯えるからそーっとじゃ！」

銀「おう！」

ﾎﾟﾑｯ

銀時の掌がAの頭に触れた
そして犬を撫でるようにやさーしく撫でる

銀「あー…もうかわいい…」

辰「そうじゃろ？」

銀「つか辰馬よォ
こんなかわいい子どこからさらってきた」

辰「アッハハハ！陸奥と同じこと言うな」


どこにいっても信用のない辰馬であった

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