いつまでも ページ12
Aと切り離された辰馬ははやくも限界がきていた
辰「あははは…もう…無理じゃ…
Aに会えん上にこの仕事の量はイカンぜよ…」
耳や尻尾はうなだれ
机に突っ伏して『うー』とだだをこねる
陸「何を言うがか
Aが居ったらもっとおんしは働かんきに
仕事が終わるまで絶対にAには会わさんぜよ」
辰「そげなこと言わんといけずぅ〜
Aはわしの癒やしじゃあ〜…」
陸「……坂本
いつまでもAがこの船に居る訳がなか
記憶を取り戻せばもとの家に帰る」
陸奥の真剣な顔つきに辰馬は気圧されそうになった
辰「……だからなんじゃ」
陸「入れ込むなと言っちょるんじゃ
…わしもAが嫌いな訳じゃなか
だがそれが筋ってもんじゃ
Aはもともと間違ってこの船に乗っただけの娘
気に入ったからずっと一緒にいるなんて事が許されん事くらい
おんしもわかるじゃろ」
辰「………」
しばらく沈黙が続いたが
不意に辰馬は立ち上がり
陸奥を振り切って逃げた
辰「もう限界じゃ充電してくる!!」
陸「は!?ちょっ!待て頭ァァァァ!!」
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辰「A!!」
あ「……辰馬?」
辰「わしを癒やしちょくれ〜」
あ「癒やし?」
部屋に勢いよく入りそのままAを後ろから抱き締めた辰馬
そしてその状態のままAの頭を撫でる
Aの尻尾はパタパタと動き
ふにゃりと顔は緩んだ
これは辰馬でなくとも癒される
辰「かーわーいーいーのぉー」
ほくほくと辰馬から花が出る(ように見えた)
陸「…………」
辰馬を追いかけ部屋に入った陸奥も
内心「不覚にも癒された…」と思う
あ「……あ、むーちゃん!」
陸奥に気付いたAは更に尻尾を振った
辰馬は耳も尻尾もぴしっとしたまま動かなくなったが…
陸「A、頭より疲れちょるわしを癒やしちょくれ
なんかもう限界じゃ…色々と…」
陸奥の複雑な気持ちをわからないAは首を傾げるしかなかった
辰馬はしばらく癒されたあと
陸奥にシバかれましたとさ☆
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咲(プロフ) - …え?ひゃ…100越えてた!?皆さんありがとうございます!ありがとうございます!辰馬とラーブラブランデブー(になる予定)な日常になるよう頑張ります! (2012年1月18日 0時) (携帯から) (レス) id: 693c67ad68 (このIDを非表示/違反報告)
Rain(プロフ) - この小説大好きです←更新頑張ってください!!楽しみにしてます♪ヽ(´▽`)/ (2012年1月14日 14時) (レス) id: 97c45b0974 (このIDを非表示/違反報告)
パジャマっ娘 - はじめまして!!続き楽しみにしてます(^_^)b (2012年1月14日 14時) (レス) id: f3d4b629b0 (このIDを非表示/違反報告)
ザッキ - はじめまして!!更新頑張ってください (2012年1月4日 13時) (レス) id: ba389bf069 (このIDを非表示/違反報告)
マイン(プロフ) - はじめまして!面白かったです!がんばってね^^ (2012年1月4日 13時) (レス) id: a8f5c864df (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:咲 | 作成日時:2011年10月17日 23時