壊れる程愛おしい【segs】 (ページ3)

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２．ページ3

side: AKINA

俺には友達がいる。

名前は相田Aと言って、少しだけ不愛想だけど、いっつも優しい子。

彼女とは授業が被っていることが多いから、
何かと話すことも多かっただけなのに、いつの間にか

仲良くなっていた。

だけど、この気持ちに含まれているのはきっとただの友達としてのものだけではないと、
先日気が付いたばかりだ。

だから今日、俺は彼女の友達をやめることを決意した、、、んだけど。

なんだか恥ずかしくて、お昼ご飯の約束を取り付けるのにちょっと時間がかかってしまった。

といっても、話があるとも言えずに、
ただただいつもの様にしか誘えなかったんだけれど。

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それからの授業はずっと相田さんのことと、お昼のことしか考えられなくって、

“作者の気持ちをこたえよ”なんて言われても、
分かるわけがなかった。

ただ時間が直ぐに過ぎて行って、約束の昼休みの時間になった。

無意識のうちに俺は速足になっていたようで、
待ち合わせ場所には早めに着いたようだった。

そわそわしつつも、相田さんに今日こそ告白するんだ！と意気込んでいると。
彼女の姿が見えた。

どうやら俺のこと探しているようで、その姿がとても愛らしかった。

だけど、ずっと見ているわけにはいかないから、声をかけた。

『相田さん！こっちこっち』

「あ、ここにいたんだ！めっちゃ迷ってたー」

『そうなん！まあとりあえず食べよ！』

「だね」

そう言って、相田さんは隣にちょこんと座った。

「で、今日はなんかかしこまってたけど,.....なんかあったりした」

彼女は今日俺が告白しようとしていたことtに察してくれたようで、先に声をかけてくれた。

少し驚いたけど、話があるのは事実だったから俺は話し始めた。