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口説きます15 ページ15








” いま終わった!Aちゃんどこいる?着替えたら迎えに行くよ ”




ディスプレイに教示された文字、” 黒尾鉄朗 ”。私はたぶんとっても待ちどおしかったのかもしれない午後7時。




” おつかれさまです!正門にいます! ”




実際に今いるのは図書館なのだけど、黒尾先輩が着替えている間に私が正門に行って待ち合わせた方がいいと考えて返信する。













「ごめんいつから待ってた?寒かったろーに中で待ってて良かったんだよこら」


「こらって(笑)」





正門で待つこと5分。黒尾先輩は現れたときから何か心配しているように眉を歪めていた。





「大丈夫ですよ、いま図書館から出てきたところです」


「ほんと?もーさっきも冷えてたのにさ」





そうして黒尾先輩は制服の上から私の二の腕あたりを両手でさする。それはされるがまま、私は脳内をさぐっていた。”さっき”?










「ああぁぁ…あれか……」


「え?」





後悔やまない何時間か前のあれ。自分から手を掴むとか馴れ馴れしすぎやばい埋まりたい。





「じゃあ行こっか。とりあえずどっか中に入りたいよね〜」


「…はいごめんなさい」


「なんで謝った?」





歩き出した黒尾先輩の隣を歩く。どちらかというと恐縮しながら歩く。黒尾先輩は鼻歌を歌ってて楽しそうだ。他の女子高生からの視線は割と多い。





「一番近いのは駅のとこの本屋だから、そこで買って………。」


「買って?」





いきなり黙った黒尾先輩に思わず隣を見ると、猫背になって私と顔の位置を合わせた黒尾先輩と目が合う。ニコッと笑いかけられて、思わず目線を下げた。





「なんか食べない? ね?Aちゃんの好きなごはん」


「あの、」


「ん?」


「ラーメン食べたいです、、」


「あははっこの前はカレーにしたもんね〜 たんまなくかわいいね」





「行こっか」と髪を数回撫でられて、相変わらず楽しそうな黒尾先輩。並んでを歩いていると、スタイル良くて顔もかっこ良くて、髪型おしゃれ(?)で、ただ者じゃないことが痛くわかる。







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白鈴(プロフ) - 苺飴さん» 読んでくださりありがとうございます(o^^o) 嬉しいコメントをいただけて幸せです。更新がんばります! (2017年2月18日 21時) (レス) id: 63f0029977 (このIDを非表示/違反報告)
苺飴(プロフ) - 白鈴さん» いえいえデス。先程読みました。とっても面白いですね。夢主の反応とか(笑)。これからも楽しみにしてます。頑張ってください! (2017年2月18日 21時) (レス) id: c74503d232 (このIDを非表示/違反報告)
白鈴(プロフ) - 苺飴さん» 今日1笑いました(自分に) とっても恥ずかしい気持ちです。教えてくださりありがとうございました! (2017年2月18日 21時) (レス) id: 63f0029977 (このIDを非表示/違反報告)
苺飴(プロフ) - あの、タイトルのハイキューがハンキューになってますが… (2017年2月18日 21時) (レス) id: c74503d232 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:白鈴 | 作成日時:2017年2月17日 22時

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