【銀魂】彼女の小指には赤い糸が沢山ある【沖田総悟】

浮気相手が、31人目 ページ31

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結果的に、私達は万事屋で下ろしてもらった。
二人と別れた後、私と斎藤さんも別れた。
万事屋の中に戻ると夕方だからか
家の中には誰も居なかった。

私は、疲れが出ていたのだろうか。

長椅子型のソファに倒れ込むと
そのまま目を閉じた。







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目を覚ましたのは、物音と
備考を刺激する匂いによって。
薄ら目を開くとそこはやはり
眠る前と同じソファで

先程の宇宙は夢だったのではないかと
思うけれど現実なのだと思い知らされた。

部屋の電気は着いていて、起き上がると
私の肩までタオルケットが
掛かってるのに気付く。誰か掛けてくれたのか
誰が掛けてくれたのだろう。
神楽ちゃんかな。それとも銀時かな。

少し考えたけれどタオルケットを
掛けてくれたであろう人は台所から出てきた。
鼻腔を刺激する匂いの正体を持って。



「あ、おはようございます。
疲れていた様なので毛布だけ掛けたんです。
あと、これ、テーブルに置いて
起きたら食べてもらおうかと思ったんですけど

もしかして起こしちゃいました?」


「ううん、…あ、美味しそうな匂いには起きた」



志村新八。それが彼の名前で彼も万事屋の一員
まだ幼さの残る顔立ちに背丈、高い声。
にもかかわらず万事屋の中では一番
しっかり者というか、家事とか出来るし
もしかしたら私よりも
しっかりしてるかもしれない。

そんな彼の手に持つ皿には
美味しそうなオムライスが乗っている。

そういえば、何も食べていない。



「…お腹すいた。食べながら話そ。…今何時?」


「もう10時回ってます。
…今夜は、銀さんは飲みに行っていて
神楽ちゃんはお友達の家にお泊まりだそうで
僕は戸締りついでに寄ってみました」


「そっか、面倒なら泊まったら?」



彼の手作りのオムライスを食べながら
私はなんとなしにそんな事を問い掛ける。
彼は少しだけ考えたけれど
やはり帰る事に決めて帰り支度を始めていた。

それを見ながら、オムライスを食べ
彼は食べ終わった食器の洗い物もしてくれた。
洗い物をしながら、彼は言った。



「そう言えば、今日の昼間に
町で沖田さんにあったんですけど」


「へぇ、新八くんって
沖田くんと知り合いなんだね」


「ええ、まぁ。…それで今日
釘を指すように言われたんです

Aさんは自分の恋人だから
手を出したり出されるなって」


「…え、はぁ!?」



その言葉に驚いてソファから立ち上がる。
何となくその行動が恥ずかしくなって
すぐに座り直したけれど。

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